2015年05月29日

おまかわ ─お前らの可愛いところなんていくらでも─ (栗原まもる)

おまかわ ─お前らの可愛いところなんていくらでも─ (マーガレットコミックス)
おまかわ ─お前らの可愛いところなんていくらでも─ (マーガレットコミックス)

漫画家・栗原まもる先生と一緒に暮らしている二匹の猫さんたちを描いた猫マンガ(エッセイ)。

いや〜もちろん、猫たちのかわいいところとか、面白いエピソードとかがたっぷりつまった一冊なんですけど、ほかの漫画と違うところといえば飼い主の様子まで楽しめちゃう所ですかね!

ジムさん、リリーさんももちろんかわいいですよ。
しかし栗原先生の「おまえらかわいいっ!」っていうポイントが面白すぎる。
ジムさんとの出会い・そしてお迎えにいたったエピソードとか。
癒されポイント、ソコ!?……ってかんじになることまちがいなし。

私はもともと、普段はストーリーマンガを描いている人のエッセイマンガはコマ運びや構図がダイナミックで楽しいと思ってるのですが、「おまかわ」も例に漏れず猫エッセイとは思えないダイナミックさ。

2匹の猫がまるっきり違う個性なのも、2匹いるからこそ比較できて、くっきりわかって面白い。
病院へ連れて行くときに、ジムさんには苦労し、リリーさんは楽だという話なんか、実際に猫を飼っている人には「うちもそうなのよね〜」と共感できる、あるあるポイントなのでは?

へんな場所に入っちゃってる、外にはばたこうとする、大事なものをぶっこわす、一緒に寝てくれない、えさをねだるばかり……と猫と暮らしていると起こる困難もすべて「かわいさ」で吹っ飛ぶというところが猫のすごいところ……というか「かわいい!」で最終的には許しちゃう、飼い主の栗原先生の様子を遠巻きに眺めたい。そして眺められるのがこのマンガ、ということでw
「猫として間違ってるリリー 可愛いリリー」……親バカ!!眺めたい!

ジムさんはスコティッシュフォールドだとおもわれるので、スコ飼ってる人にはしぐさや性格などをより楽しめるのでは。
実際、本を購入した人の感想で「表紙のスコちゃんが可愛くて買いました」って方もいらっしゃったし、猫を飼っていると同じ種類の猫だというだけで親近感がわくんでしょうね。リリーさんはなんて種類の猫さんだろう?
【追記】リリーさんはブリティッシュショートヘアーという種類とのこと、調べてみたらこれまた可愛い写真がいっぱい……結局わたしも猫好きなのかw

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電子版もあります。
内容は同じとのことです。

おまかわ -お前らの可愛いところなんていくらでも- 2匹との出逢い編 (マーガレットコミックスDIGITAL)
おまかわ -お前らの可愛いところなんていくらでも- 2匹との出逢い編 (マーガレットコミックスDIGITAL)

おまかわ -お前らの可愛いところなんていくらでも- 可愛いは正義編 (マーガレットコミックスDIGITAL)
おまかわ -お前らの可愛いところなんていくらでも- 可愛いは正義編 (マーガレットコミックスDIGITAL)
posted by 藤村阿智 at 12:51| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月26日

発達障害の人のことを描いた漫画(最近読んだものから)

発達障害のことが話題になっている。

私も日ごろから、発達障害のことをもっと知りたくて、そしてたくさんの人が知ったらいいと思っている。

最近読んだ本の中から、発達障害や「生きにくさ」を感じている人が出てくる漫画をご紹介。

ニトロちゃん: みんなと違う、発達障害の私 (知恵の森文庫)
ニトロちゃん: みんなと違う、発達障害の私 (知恵の森文庫)

作者を投影したキャラクター、ニトロちゃんは発達障害らしく、人と違ってて生きづらい毎日を送っている。
普通と違う反応のせいで、友達をびっくりさせたり、親を困らせたり、先生に嫌われてしまったり。

エッセイ形式というよりは、「ニトロちゃん」を客観的に見守りながら、起こった出来事を綴ったり、ニトロちゃんがそのときどういう気持ちだったのかを描いていく。
だからこそ、押し付けにならず、読んだ人はニトロちゃんのことを考えられるようになっていると思う。
人と違うことを打ち明けることは、甘えているわけではないことがわかる。

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母親やめてもいいですか
母親やめてもいいですか

待ち望んで妊娠→出産した愛する子どもの様子がちょっと変わっているので調べてみると、
発達障害だと判明して、発達障害と闘おうと情報をあさり、戦い、疲れ、母親をやめてしまった人のエッセイ。
発達障害の子どもとどう向き合うか、そして自分がどうなってしまったのかが赤裸々に綴られている。

最後の最後で描かれている「広汎性発達障害がなくなるようにと願って、それが娘への愛だと信じていたけど、見知らぬ子が娘の身体を引き継いで、娘の魂は天に召されるとしたら……いやだ!」ということにたどり着くまで、苦労も悲しみも、取り戻せない結果もたくさんありすぎて、読者として私の胸につらい気持ちが残る。

ちょうど一年ぐらい前に書いた感想もあります。
http://honyonda.seesaa.net/article/398261436.html

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プロチチ(1) (イブニングKC)
プロチチ(1) (イブニングKC)

人とのコミュニケーションが上手に出来ず、会社を辞めてしまった直(ナオ)は、産休が明ける妻と入れ替わりで主夫&育児をすることに。育児初日でテンパりつつも、自分がいろんなことをうまく出来ないのはアスペルガー・高機能自閉症・発達障害といわれる特徴のせいだと思いあたる……ところからはじまる、「プロチチ」として育児をやりながら直が生きる力を獲得していく物語。

妻の花歩とも、幼い息子の太郎や周りの人間とぶつかることもあるけれど、自分を自覚してからの直はめげない。周りも少しずつ理解して協力してくれる。
いごこちのいい職場も見つけ、自分のできること・得意なことを少しずつ活用できるようになって行く……

読者に伝えるちからは、さすがベテラン漫画家:逢坂みえこ先生のすごいところ。
1巻の感想はこちらにも。
http://honyonda.seesaa.net/article/413544775.html
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発達障害は、本人も周りの人も、どちらも「発達障害とはどういうものなのか」を少し勉強するだけで、格段に生きやすい環境になるんじゃないか。ある程度のパターンというかメカニズムが共通しているのだから、自分がなぜイライラしてしまうのか、なぜ相手に伝わらないのか、それを知るだけで今後変えていくことが出来る。
だからこそ、いろんな漫画・書籍・ネットの記事などで、伝え方や考え方を知ることはいいことだと思う。
発達障害ではない人に対してだって、誤解のないように伝えたり、敏感に空気を読める人でないと対処できないようなことを減らしたりできると思うんだよな。いろんな人とのかかわり方を知ることで、普段の人間関係がもっと円滑になっていくと思う。

posted by 藤村阿智 at 14:02| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月25日

岡崎に捧ぐ1巻(山本さほ)

岡崎に捧ぐ 1 (コミックス単行本)
岡崎に捧ぐ 1 (コミックス単行本)

岡崎に捧ぐ|山本さほ|note
https://note.mu/sahoobb/m/m6d7f0f032e74

上記のnoteで1話や最新話など数話が読める。

発売前日に初めて読んだ1話、2話の岡崎さんエピソードにすっかりやられて、即単行本1巻を購入ですよ!

結果としては、1話と2話の雰囲気と、それ以降の雰囲気はだいぶ(印象と)違ったんだけど、全編楽しめました。私としては作者の山本さんみたいに子ども時代をすごせてたらよかったなあと……
内容は山本さんの小学生の頃の思い出エッセイです。
べったりくっついてた友人の岡崎さんとの思い出がたくさん。

どのエピソードが面白かったかってあげるの難しいなあ。こまごまと、面白いところがたくさんあったからなあ。
一番最後の、ちょっと遠くまで冒険する話がよかったかな。
山本さんの子ども時代の懐かしい文化もいいんだけど、ちょっと私と時代がずれてるせいか、文化が関係ない話のほうが心に残る感じ。
しかし私が同じクラスにいたら、多分変人枠で変な同級生ネタとしてキャラにされるほうだな……


文具好きの私としては「文房具という免罪符でおもちゃ(的な文房具)を学校に持ち込む」って所とかぐっときました。(笑)
あとはかみつきばあちゃん? あれは売り物ではなくて景品だったと思うけど……でもそういうエピソード出てくると「オッ」て思う。

2巻以降も楽しみ。
posted by 藤村阿智 at 14:04| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月03日

深海生物大事典

深海生物大事典
深海生物大事典

図鑑、データ関連の本を読むの大好きです。このブログでもいくつか紹介しています。

粘菌―驚くべき生命力の謎: ホンヨンダ 漫画の感想ブログ
http://honyonda.seesaa.net/article/401597222.html

見つけよう信州の昆虫たち(信濃毎日新聞社): ホンヨンダ 漫画の感想ブログ
http://honyonda.seesaa.net/article/133028110.html

日本の毒きのこ (きのこ図鑑): ホンヨンダ 漫画の感想ブログ
http://honyonda.seesaa.net/article/130046933.html

いろいろたまご図鑑: ホンヨンダ 漫画の感想ブログ
http://honyonda.seesaa.net/article/17753210.html


などなど。

深海生物の本も、今までにもいろいろ出てはいるのですが、やはりまだ研究が進んでない分野と言うこともあって写真が不鮮明だったりしたのですが、この本は断然きれいな写真がふんだんに使われてて、みているだけでも相当たのしい。

写真につけられた文章も興味深いものばかり。普段見慣れている生物とかけ離れた生態や、エピソードなど。

やっぱりまだ未知の部分も多くて、何を食べて生きているのかわからなかったりもしますが、
どのくらいの深さに住んでいるか・大きさはどれぐらいかがわかるだけでも充分想像を働かせられる。

見開きで1種を紹介するのが基本。
本の大きさも大きくて、厚みがあって重いので、私が図鑑でよくやる「寝る前の読書」にはちょっと向いてない。ハードカバーだったらうれしかったけど、それは私の個人的な事情と好みです(笑)


深海生物に興味があるけどまだ何の本も持ってないのよね〜という人にはとくにオススメの本です!
posted by 藤村阿智 at 01:14| 図鑑・データ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする