2017年03月31日

映画「この世界の片隅に」感想(随時加筆)(3/31追記・修正)

公開から100日おめでとう!(2017/2/19)
suzusan170219.jpg
↑記念イラスト描いてみました(すずさんパッケージのセーラー万年筆ジェントルインクを使って、つけペンと水筆で描きました)。


(記事は2016年11月23日に作成、その後思ったことなどを随時追記しています)
11月12日公開の映画「この世界の片隅に」初日に2回、そのあと9回(3/31時点)見ました。
(いろんな劇場の違いを試してるうちにこんな回数に…… 17/2/17追記)

気持ちが落ち着くまで感想なんてかけないんじゃないか、と思うんですが、
いつまでも落ち着かないのでとっちらかしてもなんかメモっておこうと思います。

まず、映画とても良かったです。
何度も観たい映画です。
どういう気持ちで監督が原作をアニメ化していったのかを追いかけていたから、
その結果 こういうアニメが出来上がるんだというところまで見ることができました。
作品と観客に誠実になったら、ここまでできるということを知ってしまった。
私ももの描きのはしくれとして、この映画を観たことで、いままでとは自分の作品制作に向かう気持ちが違ってしまった。
私もいままでよりもっといいものがつくりたい。すぐにはできなくても、少しずついいものにしていきたい。
そんな風に思いました。


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では、原作ファンである私がこの映画を観て思ったこと・かんじたことなど
メモしていきますよ。まとまりはないですよ。
まだまだ全部は出てこないし、思ってるけど消化できないことなどいろいろありますが
随時追記していこうと思います。
(ネタバレあるかも……とにかく観た人向け。
 観てない人がこれから観るかどうかの参考になるようなことは書かないし、かけないし、
 あらすじとかも書かないと思う)


■(2016/12/8)この映画で体験したことは、映画を観ながらすずさんたち家族の一員になったみたいな気持ちなのかもしれない。私は実体を持たずにタイムスリップして、すずさんたちに気づかれないまま、その世界の片隅を見ている。

■(2016/12/8)ストーリーの説明には公式サイドも苦労していると思うんだけど、多分観た人も
「どういうお話なの?」と聞かれて応えられないんじゃないか。
ストーリーっぽい「話の流れ」を説明すると映画の本質とはちょっとずれてしまうから。
とにかく、その人がどういう人で、どう生きて、どう存在しているかを描いているというか。

原作も1話完結の漫画の集合なんだし、たとえばこち亀ってどういうストーリー?と聞かれても
「はちゃめちゃなおまわりさんがなんかいろんなことに挑戦して周りを振り回すお話だよ」と
説明したところで、なんか違うじゃないですか。「ストーリー」とか「あらすじ紹介文」がかけないのは
しょうがないですよ。

■(2016/12/8)ストーリーで泣けたというよりは、動いて喋るすずさんたちを見て、「ドラえもん」でのび太がタイムマシンでおばあちゃんに会いに行って(4巻186P)「生きてる。歩いてる!」って泣いたときみたいな気持ちになったの。

■(2016/12/8)原作ファンとしてちょっとさびしいのは、わかりやすくなってるところ。
わかりやすいのはいいんだけど、ほら漫画とか小説とか読んでて
「あっ!ここってこういうことか」と気づくことができて「もしかして気づいたの私だけかも」と思うのって
ほくほくするじゃないですか。
映画のほうはかなりそういうのがはっきり描かれたり、強調されたりしていて、
「あーっ! わかりやすすぎる、あとで気づいたときの感動がなくなるんじゃ!?」と心配になるけど、
わかりにくくて「なーんかわかんねえな」って思われるよりはいいんだろう……
ゼイタクな悩みかもしれんよ……

■(2016/12/8)声優さんみんなよかった。誰一人「え、この人こんな声だったんだ?」って思う声がなく、
その人から出そうな声でしゃべってるのがすごい。
もちろんすずさん役ののんちゃんもすごい。後半になるとさらに冴えてくるというか……

■(2016/11/20)ロフトプラスワンのイベントにて、
北條サンさん(周作さんのおかあさん)役の新谷真弓さん、黒村径子さん(お姉さん)役の尾身美詞さんのお二人が「本当の親子のように聞こえる声で、すずさんの外から来たお嫁さんって感じがより際立ってよかった」というお話もありました。確かに。

■(2016/12/8)虫や鳥がたくさん出てくるのもいいですね。植物もぎっしり。生えるところには生える。
飛び去っていくたくさんの赤とんぼのシーンはきれいでしたね……
よりそうように咲く黄色と白のタンポポ2つも見所。

■(2016/12/8)とにかく音もすごい(普段の生活音もそうだけど、空襲なども)ので、
劇場で観ておいた方がいいですよ。あとでDVDとかで家で見るのはだいぶ違うんじゃないか。
立川シネマシティの極上音響上映でも観たんですが、最後の方でハエの羽音が後ろからも聞こえてリアルすぎて「うおっ!」となりました。他の劇場ではどうだったかな〜。
(2016/12/11)12月10日の舞台あいさつによれば、料理シーンの音には菜ばしも楽器として使ってるとのこと。声の録音もこだわって、普通のマイクじゃなくて斜め上から録ったため、動いてアフレコができなくてのんちゃんは大変だったとか。(動いて演技しようと思ってたそうで)

■(2016/12/8)原作でいう「そすそすそす」ってうごきのすずさんが好きなんですが、映画では原作の二箇所に加えてもう一箇所そすそすしてましたね。

■(2016/12/8)この映画には猫が結構出てくるけど、犬が出てこないのは、もしかして……という話に
「犬も最初の方に出るよ」と。たしかに、すずさん幼少期の江波に犬の姿がありました。

■(2016/12/11)里帰りしたすずさんが実家の家族と夕飯食べるシーンで、鬼いちゃんの分の食事も用意されているのを見つけたけど、公式ガイドブックによれば(円太郎さんが帰ってこなくなったあたりで)ご飯をいない人の分まで用意することで無事を祈っているとか。

■(2016/12/8)リンさんのエピソードのこと
このブログにも、検索ワードに「リンさん」を入れて来る方が多いみたいで、大きくはしょられたエピソードのことについて人の意見が聞きたいと思うんでしょうね……
いや〜8月の原作感想メモのときにも書きましたけどね、リンさんとすずさんのやり取りですごく好きなシーンがあったわけですよ。
あのエピソードが映画になってないと言うことですごく残念だったんですよ。
すずさんを形成する悩みのひとつと、すずさんを支えていく大事なことばと。
いつの時代でも「性が女である」ということの揺らぎと軸のなさを、そっと支えてくれるような……

で、まあ残念だったんだけど、確かに入れるとなると他のシーンもいろいろ追加になるからどんどん長くなるし、監督は重要なシーンだからこそ……と映画に入れなかった理由を「ユリイカ」16年11月号で言及しているし、もしかしたら映像化されるかもしれないしね。
あと、他のファンの人が面白い読み取りをしていて、そうか、そう考えるとあのシーンが描かれなかったのも、それはそれでゼイタクな事かも知れんと思い直したのです。

■(2016/12/8)水原さんは死んだのか ……というキーワードで捜している人もいるみたいだ。
帰ってきて青葉をみつめているのでした。水原さんが笑って思い出しているのは先に行ってしまった同期たちでしょうか……それともお兄さんでしょうか。

■(2016/12/8)原作で感じていた「すずさん」という人物と、映画で観られる「すずさん」という人物に少し違いを感じたりしませんか。私はちょっと「原作で思ってたすずさんと違うな」と感じたのですが、
劇場パンフのインタビューによると
監督とのんちゃんは「すずさんが子供であるという魂を持ったまま、どういうふうに大人になっていくかと言う話なのだという解釈」で一致していて、
こうのさんは「原作では少女のまま嫁いできたとは思ってなくて、わりと大人の女性として描いていた」と言っているので、その辺の違いをまさに感じ取ったからなのかなと思いました。

■(2016/12/8)もう一度関連書籍とかインタビューとか見返せばどこかで言及してるのかもしれないけど、原作からの変更で、ラスト近くクライマックスのすずさんの慟哭、セリフが追加されていましたよね。
私は少し違和感がありまして……すずさんは、どこでそんな話を知ったんだろう。
そこまで淡々と、すずさんに見えたものだけを綴っていたからこそ「急に出てきた台詞」と感じてしまいました。どこかで描写されていただろうか……次見るときは気をつけてみてみよう。
(2016/12/9)Facebookに公式が掲載したトークショー書き起こしで言及されてました。なるほど。
(2016/12/10)闇市で海外の米を売ってるシーンがあったね。あと、自分の読みがちがっていて、「暴力で従えてた」のは日本が日本国民を、という理解だったので、そこですでにずれてたんですね……

■(2016/12/8)あと、右手が慰めるタイミングは原作のほうが好きかなあ。映画のほうもそれはそれでいいけど。

■(2016/12/8)「近年のほかの作品に比べると作画は落ちる」みたいな話を見るんですが、他の作品と同じように比べるのも間違ってるし、ぜんぜん落ちていない上にどちらかというと神がかっているので、作画うんぬん言う人は見る目と好みが違うことに気づけてないだけなんだろうなあと思っております。私は普段から絵を描いたりもしていますが、自分であのように描くことを考えたら、すげえ、すげえの連続です。
丁寧に作られたアニメーションは、もう存在しないものを存在するように・古くなってしまったものを新しかったときの姿で描くことができるんですね……

■(2016/12/11)原作の感想のほうでも書いたけど、右手はすずさんと別れた後いろいろ「知った」んだとおもう。それまですずさんが体験したことを描いていた物語だったのに、終盤はすずさんは知らないはずのいくつかの物語を描く。
原爆投下時の広島の描写がリアルでない、という話もみたのだけど、すずさんの体験からすると「その時の広島」は見ていないわけで、つまり右手が語る描写で、必要最低限の部分をまるめて切り取ったある種のフィクション(しかも入れ子になっていて、フィクション内フィクション)と言うことだ……
原作の方では、ラストの「しあはせの手紙」は右手が描いていくとある少女のエピソードが終わって、すずさんのいる「いま」とつながるともう一度「左手で描いた絵みたいに歪んだ世界」に戻るんですよ。そして本当の、最後の最後にもう一度右手が世界を描き出して、とうとうすずさんは歪んでいない世界に帰ってきたように見えるのですよ……
映画のほうだと、どこですずさんが「帰ってきた」かは描写されていたかな。また今度注意してみてみよう……

■(16/12/15)ほんとに?とにわかに信じられないんだけど、映画「この世界の片隅に」を観て、原爆投下時のリアルな広島も描かれていると思ってる人もいるみたいなはなしを読んだ。
あれは右手(すずさんにかぎらない)が描いた広島だと思うのです。
私は二度、広島の平和記念公園と資料館に行っており、その他の原爆を扱った作品や資料を見ているし、当時の写真や動画もいくつか見ています。ぜひそれらも一度みてみてください。

■(16/12/15)原作を読むとこの辺のことがよりよくわかるよ!
☆リンさんとお友達になったすずさん
☆すずさんが周作さんを送り出すときにさした紅の持ち主
☆径子さんのさらなる魅力
☆お義父さん(円太郎さん)の理系オタクッぷり

■(17/2/17)なんだかんだで10回も観ちゃった。
ロングラン上映になったし、あちこちの行ったことがなかった映画館で上映しているのもうれしい。
とくに、音響がいいと聞くと行ってみたくなる。
みなさん、いいとか悪いとかじゃなくて、劇場によって聞こえる音が全然違いますよ……
多分座席の位置でも違うんだろうけど。

■(17/2/17)そんな、映画の音のメモ。
音楽もきれいだけど、普段は音楽だけじゃなく生活音や環境音がつねにありつづけている。
昼間は昼間のにぎやかさ(鳥・虫・風、光の音!)があるし、夜は静かだ。
やっぱり人や生き物が生活して、動いてどこかで音を立てているというのはにぎやかなもんなんだね。
(※光の音というのはなんとなく、私が感じたものなのでそんなものを入れ込んではいないのかもしれません。でも、どんなに音がなくても、やっぱり昼よりは夜のほうが静かですよね?そういう感じです)
水の流れる音が聞こえる。
重力と地面や床の素材を感じる、足音が聞こえる。
夜、水原さんと二人きりのシーン、布の厚みが伝わる音がする……
髪の毛を櫛ですく音も……
煮干しの頭をとったり、煮てあたたかい料理を作ってる音もいいですね。

■(17/2/17)日本語字幕上映も観に行きましたよ。
原作も読んでいるので、そんなに「そこはこう言ってたのか」って箇所はなかったのですが、
「あ、そこ小林のおじさんが言ってたのか」とか、「この子に名前があったのか!」とか、
そういう発見はありました。メインキャラクターの声と被ってなければ、モブの言葉も文字になっているので
聞き取るには小さい音声も意味が分かっていい感じです。キャラが歌う歌の歌詞とか。
ラストの歌のあたりは、歌とセリフを同時に展開するのはむつかしいらしく、
歌詞が抜けてしまっているのが残念でした。まあ、両方出たら追うのも大変だし、
そもそも音声でも聞き取れてないからね。同じことかもしれない。
一か所「(ハエの羽音)」って書いてあるところがあって、エッ!と思ったけどやっぱ聞こえなかった、よく聴けば聴こえるのかな。もう一か所ハエの羽音はあって、そっちははっきり聞こえるんだけど。

■(2017/3/18)新宿ピカデリー舞台あいさつ付き上映を見てきました。
おわりの監督の言葉にほろりとしてしまいました……
今日の鑑賞で見つけたもの
●S19年すずさん実家のふすま(壁かも)補修にバケモンの絵が使われてる
●周作さんの机にじゃがいもの花っぽいものが飾ってあってかわいい
●屋根裏にいる幼い日のリンさんの隣にネズミもいた

■(2017/3/19)第二弾クラウドファンディングには参加してなくて、
その分映画館で映画を見ようと思ってました。
もうクラウドファンディングに参加するよりお金かけていっぱい見てしまった(笑)
でも最初のクラウドファンディングに参加したからこそ、繰り返し見る気持ちにもなったし、
その後の活躍をみまもる気持ちになれたし、人にも進めるきっかけになったと思います。
「紹介されたので映画を見ました!」っていう人が少なくとも2人名乗り出てくれてて、
その人達も数回見てくれていて、うちの両親も2度観に行ったと言っていたし、
私も少しは動員数に貢献できたのではないかと思います……
ただの「おすすめの映画」というだけではない説得力が、クラウドファンディング参加によって
付加されたのかもな〜と私については思っています。
以下の座談会に参加しています。
「この世界の片隅に」あなたはなぜ出資したんですか?(前編) | 文春オンライン
http://bunshun.jp/articles/-/1717

「この世界の片隅に」あなたはなぜ出資したんですか?(後編) | 文春オンライン
http://bunshun.jp/articles/-/1718


■(2017/3/31)批評記事を読みました。
『この世界の片隅に』と凶器としての「普通」 - messy|メッシー
http://mess-y.com/archives/42351

しっかりした批評だった。
しかし!この人が感じたもやもやは!ご指摘の通りワザとであって、すべて織り込み済み(もやもやするところまでがこの作品)なのであった。
こうの先生の他の作品を読むと、こういう「いい話……なのか?」っていうもやもやを必ず含ませているのだから。
「よかった」って物語もキャラも読者もなっている裏で作者は舌を出しているんじゃないか、真顔なんじゃないかってぞっとするところも含めてこうの作品の魅力だと思っている。
「私は常に真の栄誉を隠し持つ人間を書きたいと思っている」で作られた作品だと思いながら読むといくつもの感想が出てくるんじゃないだろうか。
(もちろん、他の作品や作者のことを絡めずに作品単体での批評も重要だからそれはそれで良いと思う)



【関連商品も続々購入している】
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【この世界の片隅に 公式アートブック】

呉市立美術館で注文して、その後届いた「この世界の片隅に」公式アートブック。
原作の描写を中心に、アニメではどう描かれたかを紹介していく。
本のサイズが大きいのがうれしい。原作のカラーイラストも、断ち切り(トンボ)より外までそのまま収録されているので、他の出版物では切れているところまで見られて嬉しい。


【この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック】

キャラの立ち姿(設定資料)や服装についてのページも見所。
用語解説や実際に作中の料理などを作ってみた写真も掲載。
チラシ集があるのもいいな。配る期間や貼り出す期間が終了したら見られなくなるものですしね。


【絵コンテ集】
購入済みだけどまだ手元に届いていない。
●11/25 届いた!
ぶあつい!! カットの解説が巻末にまとまっていて、
・ここのカットは原作ではこうだったが調べたらこうだったのでこうした。
・ここはこうの史代さんの作風に合わせてこうした。
・ここはこう書いてあるが最終的にはこうした。
などのコメントがすごく読み応えあるし「なるほど」「へ〜!」の連続よ。
実際に作業で使われた絵コンテと言うわけではないらしい(どういうことだろう)。
まだ全部はとてもじゃないけど見切れてい無いので、映画を思い出しつつじっくり読みたい。



【ユリイカ2016年11月号 こうの史代特集】
単行本未収録の短編も掲載されていて、こうのfanで同人誌までは追いかけてない人におすすめ。
私は同人誌で持ってるものもありますけど、なかなかまとめて見る機会ないですからね。
片渕監督のインタビュー記事も。
(まだ全部読めてない)



【サウンドトラック】

サントラはジャケ絵からしてもうすばらしい。
でも、映画を観てから購入して、聴いてみるまで実は
「この映画に音楽って流れてたかな?」って思っちゃったんですよ。
歌が入ってる曲は流石に覚えてるけど、他にこんなにたくさんあったかなって……
聞いてみたら映像が見えるように「あのシーンだ」って思い出せてびっくりした。
確かに流れてたんだな。
しみじみ聞く主題歌「みぎてのうた」「たんぽぽ」いいですね。
もちろん「悲しくてやりきれない」フルバージョンも。
「みぎてのうた」はこんな変わった展開の曲が主題歌になって、こんなに沁みるんだな〜と思うと偉大……
展開がある曲好きなんですよ。たった5分弱の曲なのに始まりから最後まででどんどん変わっていくのがいい。

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【このブログ内の関連記事】

この世界の片隅に(こうの史代)読み返し感想・メモ: 漫画の感想ブログ ホンヨンダ
http://honyonda.seesaa.net/article/441069333.html

映画「この世界の片隅に」11月12日より公開開始!: 漫画の感想ブログ ホンヨンダ
http://honyonda.seesaa.net/article/443793825.html

2000年代の「戦争と漫画」、その一部: 漫画の感想ブログ ホンヨンダ
http://honyonda.seesaa.net/article/423683949.html


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【メモしておきたい外部の記事】※監督インタビュー中心

「この世界の片隅に」は、一次資料の塊だ:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/230078/120600064/?P=1
「本来は、アニメは1人で作れるものです」:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/230078/120600065/?P=1

『この世界の片隅に』監督が語る、映画に仕込んだ“パズル”(上) 片渕須直・『この世界の片隅に』監督インタビュー|情熱クロスロード〜プロフェッショナルの決断|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/110768
『この世界の片隅に』監督が語る、映画に仕込んだ“パズル”(下) 片渕須直・『この世界の片隅に』監督インタビュー|情熱クロスロード〜プロフェッショナルの決断|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/110798

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【メモしておきたい感想記事など】

『この世界の片隅に』と、「右手」が持つ魔法の力 - 日々の音色とことば
http://shiba710.hateblo.jp/entry/2016/12/01/144225

アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(1)「姉妹は物語る」 – マンバ通信
https://magazine.manba.co.jp/2016/11/28/hosoma-konosekai01/
posted by 藤村阿智 at 11:17| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月22日

逃げるは恥だが役に立つ9巻(完結) 感想

逃げるは恥だが役に立つ 9巻



9巻にて完結!
面白かったです。
ドラマのほうも全部見たんですけど、やっぱりドラマはイマイチ納得がいかないというか
こんなもんかな?という感じだったので、原作のほうがばっちりまとめてくれてよかったです。

Twitterで海野先生が「ドラマでこないだ書いたセリフが出てきてびっくり」と言うようなことを言っていたのはどの辺かしら。ゆりちゃんにかかった、そして説いて解いた「呪い」あたりかな。

もうとにかく9巻はゆりちゃんゆりちゃんゆりちゃん〜ゆりちゃん好きだ〜かわいいよ〜
といった感じです。
ドラマのほうの「呪い」について語るシーン、急に出てきた感じだったしゆりちゃんの本心はわからなかったので、
「手塚治虫のブッダで見た、シッダルタがヤタラに説いたことが自らへの答えと悟りになるあのシーン」みたいなものかな……と思ってたのですが、まさに!そんな感じでしたね。漫画のほうではゆりちゃんの心の中も描かれています。

みくりさんと平匡さんはすっかり安定したカワイイ夫婦になっちゃって、
二人はこれからもコミュニケーション・話し合いを大事にいい家庭を築こうと頑張っていくでしょう。
その過程がみられたのもよかったし、ラブラブなのは単純に読んでてうれしいね(笑)

番外編のゆりちゃんエピソードもよかったですね〜。
読者の想像におまかせ、でもよかったと思うけど、ゆりちゃん&風見さんらしくていい番外編でした。
風見さんの最初の印象からだいぶ変わりましたね。でもすごいのは、キャラクター自体は変わってなくて、
「風見って面白いな」って思ってから初登場あたりを見返すと、最初から面白い人であって嫌なやつとかいけ好かないイケメンってわけじゃないんだなと。印象だけが読者の中でも変わったんだなと……

みくりさんと平匡さんがちょっと外れた恋愛コースだった分、ゆりちゃん&風見は少し現実感の薄いドラマチックな展開だったのもよかったですね〜。最初の印象はよくなかったけどだんだんお互いをわかって仲良くなっていく。でも障害もあって……ってのは恋愛ものの定番じゃないですか〜。


【既刊の感想】

逃げるは恥だが役に立つ1巻〜4巻(海野つなみ)
http://honyonda.seesaa.net/article/421951962.html


逃げるは恥だが役に立つ8巻(海野つなみ)
http://honyonda.seesaa.net/article/442965529.html
posted by 藤村阿智 at 10:36| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月10日

まんが道大解剖


買いました!読みました!

まんが道大解剖 (SAN-EI MOOK)



購入するときは、勝手に「A5サイズぐらいだろう」と思いもせず思った(?)のですが、
発売日当日に書店で見かけて「でかい!!」とびっくり。読むのを楽しみにしてるため書店では手に取らず、届くのを待つ……

そして届きました!
発注時に納期の長い本を一緒に注文しちゃってて、ちょっと届くのが遅れたのですが、無事入手です。

すごいボリューム!
表紙をめくったところから始まる、カラーイラストの数々!大判サイズなのが活きている、迫力のあるレイアウトです。

完全ストーリーガイドも、振り返りに役立つ適度なボリューム。
子どものころから何度も読み返しているので、すべてのシーンを覚えているのですが、
こうやってまとめられると頭の中が整理できていいですね。
「昔読んだな、懐かしい」と手元に原作がない状態で手に取っても思い出しながら楽しめる作りだと思います。「まんが道」、「愛…しりそめし頃に…」を読んだことがある!という人すべてがこのムックも読んだらよい。

他にはネットでも話題になった、「あの電報」の現物写真が掲載されてるのも見どころ!
電報って正直受け取ったことないのですが、怖い……怖いですよね……なんというか人が打ってるかんじがしないというか、淡々としてて……

ドラマ「まんが道」対談で、「この世界の片隅に」にちょっと触れられてるのが個人的に「おっ」と思った。
そこまでムックを読み進めていて改めて感じたのは、「まんが道」で愛すべき箇所の一つに、何気ない日常や日々の暮らし、地に足の着いた生活って言うのがあると思っていて、確かにそこに登場する人たちは毎日ご飯を食べ、おなかをすかし、悩み、絵を描き、没頭し、家賃の支払いに困ったりささやかなぜいたくをしたりっていう生活の繰り返しがあるわけじゃないですか。

まんが道が完全なノンフィクションや自伝ではなく、ドラマになっているのはわかるけど、そういう日常の何気ない描写がリアリティとか面白味をじわじわ出していて、きっとこんな風にみんな泣いたり笑ったりもしたんだろうと素直に感動できるところ……なんじゃないかなあ〜

舞台になった高岡の写真が見られるのもうれしい。
私はたまたま2016年に高岡へ行ってきたのですが、行ってから見ると「そうそう、ここ行った!」ってのが思い出せるのもよいです。氷見はまだ行ってないので次に行ったときのお楽しみに……!

あと、「愛…しりそめし頃に…」によく出てくるポエム、藤子A先生がだいたい変名使って書いてるっての知らなかったです……
毎回毎回「よくこんなに漫画の内容と合うポエムが見つかるなあ、相当ポエムをいろいろ読んでる人が選んでるのかな。藤子先生かな。すごいな」と思ってた……!(*・_・*)や〜ん


巻末にデジタルセレクションの紹介がありますね。
これはすごくいい電子書籍ですよ。

まんが道25巻セット


愛…しりそめし頃に…


普通、電子書籍ってもともとの本の値段に左右されがちなんですよ。
例えば1800円のハードカバー小説の電子版は1300円、900円の文庫の電子版は700円とか。
内容は同じなんですけどね。
「愛…しりそめし頃に…」は大判のコミックスなので1冊1296円なんですけど、電子版は432円なんです。
ちゃんと電子版は電子版の値段をつけているところがすごくいいです。
全巻買うにも買いやすい値段だと思います……

愛…しりそめし頃に…の最終巻あたりは売り切れになっちゃってるので、今から買う人は電子版も検討してみてはいかがでしょ。私は最終巻を買うのをさぼっていたら手に入らなくなってて、電子版で買いました……
posted by 藤村阿智 at 12:20| 図鑑・データ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする