この世界の片隅に 上 (1) (アクションコミックス)

これまた優しい雰囲気の物語ですね。
舞台は昭和初期、戦前の日本・広島。主人公の女の子・浦野すず は、絵を描くことが好きで上手な小学生。
おっかないおにいちゃんと、かわいい妹がいます。
実家は海苔を作っています。兄妹はお手伝いをします。
そして、オトナになった「すず」は、見知らぬ人から結婚を申し込まれ、呉に嫁ぎます。
戦前なので、男性から求められたらだいたい結婚するんですよね。問題がない限り。
ちょっと広島に好きなのかもしれない同級生がいたりと、後ろ髪を引かれながらも「すず」はけなげに一所懸命およめさんを勤めます。
だんなさんは、どこかで会ったことがあるような、気がします……
こうのさんの作品では珍しく、この夫婦はラブラブですね!
なんかにやけますよ!
すずさんがかわいいのよ!
「長い道」も夫婦のお話でしたが、あちらは直接ラブラブではないものの、なんだかんだいってだんなは嫁が好きなんだなあ?という雰囲気が良かったのです。今作はまた違う雰囲気で良いです。
ただ、舞台が広島ですね。戦前、上巻では昭和19年までが描かれています。ちょっと下巻が心配です。
ラベル:こうの史代