「鋼の錬金術師」で有名な、荒川弘さんのエッセイマンガ。
エッセイマンガ好きなので、ハガレンを読んだことはないけど購入。
作者の荒川さんが東京へ来る前の、主に北海道で農業・酪農を営む実家で育ったころのエピソードをつづったエッセイだった。
私も実家に住んでるときに農業に触れることが多く、もちろん自宅に畑も田んぼもあったし、
周りにも農家や牧場がたくさんあったので、どの話も身近に感じてしまう。
うちは出荷とかしない兼業農家だったから(うちの周りでは、自分ちの分の食べ物を自分ちの畑で作るのは当たり前の雰囲気だった)
こんなに苦労はしていないし小規模なもんだけど、それでも食べ物を作るということは時間も手間もかかることだとわかってる。
エッセイマンガとして題材がおもしろいし、中身も表現もすごく面白い。
さすがは面白いフィクションが描ける漫画家さん。
私は、面白い漫画を描ける人のエッセイが大好きです。
エッセイしか書いてない人のエッセイマンガはあまり面白くないんだよなあ……
物語を作る人の、「日常からの物語発掘能力」はすごいといつも感動する。
エッセイマンガが面白くて、その他の作品を読み始めることはよくあります。
この「百姓貴族」をよんでから、「鋼の錬金術師」を読み始めました。
こちらもやはり面白いです。
ハガレン読んでから、このエッセイを読むというのもまた違った感想が沸いてきて面白いと感じました。
身近に農家がいない人にもおすすめだし、
自分ちが農家!という人にもおすすめ。
ラベル:エッセイマンガ