2013年05月03日

40代、職業・ロックミュージシャン(大槻ケンヂ)

40代、職業・ロックミュージシャン 大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる、'80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵 (アスキー新書)
40代、職業・ロックミュージシャン 大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる、'80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵 (アスキー新書)

読みました!
もうほんとにオススメ!
(週刊アスキーの連載「R40」をまとめたもののようです)

「職業、ロックミュージシャン」である人々の、40になるまでの半生と、40代からの生き様!
平均寿命からすると40歳代というのは人生の半分だ。
昔の人ならもう晩年だろう。現代はまだまだこれから!
これまでを生かすも殺すも自分しだい、40代を生きる前に読んでおきたい一冊。

もちろん私はオーケンが好きで、だからこそ買ったのですが、それ以外の音楽好きにもこの本を薦めたい。
内容はオーケンとその他ミュージシャンたちの対談形式。読みやすいから、普段本を読まないって人も敬遠せずに読んだらいいと思う。
オーケン・筋肉少女帯ファンには、おなじみのアーティストの人たちが揃ってるので、そこも見所。ファンならまさにオススメ。

ミュージシャンの中でも、ロックというジャンルの人はいい意味でも悪い意味でも適当だったり場当たりだったり、安定していなかったりすると思うけど、40歳以上という「いい大人ロッカー」たちは、今までの経験を生かしたり、達観したり、健康に気を使ったり、若いころと生き方を変えたり変えなかったりしている!
つまりあらゆることにタリタリしている!ロッカーも人の数だけ人生がある!

うまくいかなくて悩んでいる人には、
「あ、うまくいかなくてもなんとかなるんだ」と慰めをくれるし、
まだまだがんばりたい人には
「40歳なんて若くて、いろいろやり方があってがんばれるんだ」とちからをくれるし、

自分に悩みなんかなくても「ええ!あのひとミュージシャンの合間にそんなバイトやってるの」とか
「ライブやってないときは実家の手伝いを!?」「そんな趣味が!?」「40歳にして筋肉・肉体改造に目覚めるとは!」「年をとっても音楽を続けるための健康法!」とか楽しい読み物として、たまには噴出しつつ読めること間違いなし。



デビューしたてはテレビによく出てたけど、最近出てないよね〜なんてファン以外の人たちは言うけど、実はずっと活動をつづけているミュージシャンのいかに多いことか。音楽以外の生活も、もちろん音楽も、がんばってるからオトナなんだよねえ。
とにかく私にとって、いくつもの幸せをくれた一冊だった!
posted by 藤村阿智 at 14:08| 小説・エッセイなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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