2013年05月11日

かくかくしかじか1巻(東村アキコ)

そろそろ二巻が出るので読み返してみた。

かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)
かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

人気漫画家、東村アキコさんのエッセイコミック。
東村さんの漫画はいくつか読んでいて、
「ひまわりっ」も一応実在の人物がモデルのようだし
ひまわりっ ~健一レジェンド~(1) (モーニングKC)
ひまわりっ ~健一レジェンド~(1) (モーニングKC)

「ママはテンパリスト」も自身の子育てエッセイ漫画だし
ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)
ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)

どれも普通の人が見過ごしがちな細かい視点が描かれてて面白いな〜と思ってたわけですが、
この「かくかくしかじか」が今のところ一番好きかもしれません。
登場人物の面白さとか、エピソードの強さはほかの作品に比べて少ないかもしれないけど、
個人的には東村さんの「絵を描く」勉強をこんな風にやってたんだという話に興味があって。

私も絵を描くけど、美大には行ってない。
こういうデッサンとかの美大向け受験勉強が大変そうだし、習えるところがあるなんて
高校生の私には思いつかなかったな。
この漫画をよむかぎりはやっぱり大変そうで、挑戦しなくて良かったなと思ってしまう。
1巻の終わりのほうの、受験で同じ宿にとまって励ましあった仲間たちとのエピソードなんか……
怖いぐらいで胸が締め付けられる。

登場する、絵の先生のキャラクターもすごくいい。結構、田舎にいるんですよね、すごい先生が……
基本お調子者でテキトーなアキコが少しずつなにかに気づいていくのもいい。


ところどころ、この先生がいまどうされているのか、不安になるモノローグがあるので
どきどきしてしまう……もういらっしゃらないのかしら。
posted by 藤村阿智 at 16:58| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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