イタズラなkiss。
琴子と入江くん見てたら、友達の恋を応援してるような気持ちが今でも味わえる。
ということで読み返し。
イタズラなKiss 1 (集英社文庫―コミック版)

1巻は入江くんにフラれる琴子から始まる。
で、ひょんなことから二人は同居することに。
同居モノが好きな私大喜び。
家族が全員出てきちゃうのもすごくいい。
家族が出てくるマンガは面白いと思っているからにぎやかでいい。
(家族が出てこなくちゃダメってわけではないけど、出てくると面白くなると思う)
1巻から、琴子と接する中で入江くんが気づいて知って変わっていく描写がある。
これからどんどん成長する入江くんをみるのが楽しみ。これは入江くんの成長物語でもあるのだ。
イタズラなKiss 2 (集英社文庫―コミック版)

2巻。2巻は同居にも慣れてきたかな?というところで、琴子が受験の邪魔になってしまったり、高校時代のエピソードの積み重ね。
そもそも読み返そうと思ったきっかけが、受験の日に雪が降っているとか、受験の日にアクシデントが、という2巻のエピソードを思い出したからなのである。関東が大雪の日にね。
そして高校卒業!卒業の日に入江くんから不意なkiss、これがまさにイタズラなkiss!!
入江くんがどこから琴子のことを好きだったのか?ははっきりしないけど、もうこの辺ではかなり好きになってるよね……とニヤニヤしてしまう。
そして大学に入学、琴子に思いを寄せる金ちゃんも相変わらず琴子のそばにいるための対策を立ててきているし、新たなライバル・才女の松本さんも登場してにぎやかになったね〜。
イタズラなKiss(3) (集英社文庫コミック版)

3巻はテニス合宿から!
入江母の「kissへの誤解」から、再同居することになった入江家と相原家。
私がこのマンガいいなあ〜と思うのは、主人公の娘とその想い人が同居するというよくあるパターンの中、
お父さんまで一緒に同居しちゃうって言うところ!
3巻では明らかに入江くんがやきもちを焼いているね。琴子のことが好きになっているのは、読者目線では確実。初めての共同作業が料理、ダブルスとたくさんあった合宿がやはり二人の距離を縮めたのではないでしょーか。
そして事故とは言え初デートもあり、新たなキャラクターとしてなんと犬のチビの登場もあり!
チビ(セントバーナード)と琴子のコンビも好きなんだよねえ。
そして明らかな変化を見せ始めた入江くんを3巻最後の引きに。
イタズラなKiss(4) (集英社文庫コミック版)

4巻は重要エピソード盛りだくさんですね。
バイトを始める入江くん、琴子の体調不良と雪の日のお泊り(笑)、松本妹の登場、
さらに裕樹くんの入院と入江くんの分岐点があり、
琴子のことを好きな普通のw男性が現れたり、
そして清里のエピソードが〜。清里のエピソードってのはイタkiss内でもイイシーンランキングのかなり上位にランクインする(個人的に)シーンだと思うけど、このときは何があったかまだわかってないんだよねえ。
4巻を読んでた3月11日は作者の多田かおる先生の命日だそうです。本当に、早くに亡くなってしまったことが残念です……もう15年前の話。もし生きていらっしゃったら名作がまだまだ生まれてたんだろうなあ。
イタズラなKiss 5 (集英社文庫―コミック版)

琴子と入江くんがテニスの試合でダブルスを組んだり、
同じ会社で働いてみたり、エピソード盛りだくさん。
クリスマスに琴子のために帰ってきてくれる入江くんや、裕樹によって語られる清里の真相とかも燃えるシーンだけど
琴子にだけ自分の本当の気持ちや夢を教えてくれる入江くんに一番きゅんと来ます!
イタズラなKiss 6 (集英社文庫―コミック版)

6巻は怒涛の展開。
入江くんのお父さん、イリちゃん父さんが倒れて入院してしまうところから。
シリアスな展開だけど、深刻になりすぎず、でもまじめにキャラクターたちが動くのがすごい。
あれよあれよと、新しい・かなわないライバルの登場、入江くんの夢はいったん考え直しになり、自分を抑えて会社のために結婚する気でいるらしい。
琴子は琴子で、入江くんが決めたならあきらめるしか……と苦しい気持ちを持ち始める。
でも!でも!
やっぱりお互いが、誰かのものになってしまうのはイヤだって言う本当の気持ちに気がつけたんだね!
いや〜いいですね。6巻までの道のりがあったからこその6巻ですよ。
ひっかきまわした各方面にもきちんと決着をつけてくところが、作者のまじめさとか丁寧な気持ちが見えてうれしい。とても大事に描かれている漫画なのだ。
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(続きを読んだら追加で更新していきます)