虫好きなので虫の本いろいろ持ってる私です。
一部の友人には虫の話ばっかりしてごめんなさい。
虫は人間とまったく形がちがう。
生活もちがう。
しかも、道具などはほとんど使わず、自分のからだを最大限の専門的な道具に仕立て上げてしまっているのが、虫だ!
からだにものが収納できたり、えさの形に合わせてからだを変化させたり、生きものがここまで自分自身を道具に出来るのかと感心します。
驚異的です。
この本ではオールカラーで見やすくとっつきやすく、
前半は昆虫ワールドの驚くべきトリビア的なネタと、
後半では大きな写真で見やすい図鑑部分とちょうど半分になっています。
見所はやはり前半の昆虫の不思議な生態について語った部分。
ハチミツはただの花の蜜ではない! とか、
繭と蛹はちがうの? とか
素朴な疑問について簡単な文章で書かれていますので、子どもから大人まで読めると思います。小学生高学年ぐらいからなら、漢字も読めるでしょうしね。(難しい漢字にも振り仮名が結構少ないのです)
図鑑部分はちょっと物足りないかな?
普段から他の昆虫図鑑を読んでいるから、知っているものばかりってのもあるし、1ページ1昆虫なので数が少なく、有名な昆虫がほとんどなのが物足りない原因かも。
昆虫にあまり詳しくない人で、最近興味がでたという人には入門にもってこいです。子どもにももちろんいいです、虫の世界のおもしろさを感じるには最高にいい入り口だと思います。