
「xxxHOLiC」の続編。
読み方は「ホリック・レイ」とのこと。
無印HOLiCとおなじキャラクターで、あの頃の雰囲気でつづられるエピソード。
物語初期のように、屋敷へやってくる「ヒツゼン」がある人たちの状況を解決するお仕事。
でも解決できるかどうかもすでに「ヒツゼン」なんだろうからなあ。
前作は19巻で完結しているので、この世界はなんなのか、どの時期なのか、それとも……というすべてが謎状態。
最近はこんな感じの「ずっと謎を内包する」物語に疲れてしまって、素直に楽しめないなあ。
ただ、HOLiCは細かいエピソードの中で、小さな謎の発生→解決を繰り返すから、まだ見ていてすっきりするのかもしれない。物語全体に流れている謎やわからないことは、気にしない程度でいいのかもな……
前作でそういう気持ちで読んでたら謎を忘れて、「あれ?なんですかそれ」ってなったりもしましたが。
やっぱりあまり伏線は引っ張られないほうがいいのかも。
【以下HOLiCに限った話ではない】
確かに、物語で「あっ!あれはそういうことだったのか!」という、なぞが解けてすごく震える話もあるんだけど、最初から「これはどういうことだと思いますか?」「でもアレがね……」みたいな思わせぶりな、キャラだけが知ってて読者がわからない思わせぶりなことをしなくても、びっくりする仕掛けってできると思うから、あまり訳知り顔のきゃらが言葉を濁してるのも読者には気持ちのいいものじゃないかな。まあ個人的な感想ですけど。