13巻。
久しぶりの新刊のような気がする。
12巻までの展開をわすれかけてて、どこからだっけ?と思ったけど読むうちに思い出してくる。
恋も書も盛り上がってくる。
縁の気持ちを周りも知ってきて、(というかやっぱり気づいている)
ひとつの恋は終わったり、伝えることで動かしたり。
ごまかしている場合じゃないぐらいライバルも攻撃的。
気づかないのはヒロイン望月さんばかり。
もう時間は残されていない。恋も書も気持ちをこめていかなくてはいけない。
……ネタバレしたくないなあ〜と思ったらふんわりした内容しか書けないよ。
縁は書に気持ちをこめるためと、ライバルへの気持ちの整理のために
「尊敬する先生が、かなわないと思った人の書」を観ようと考える。
しかしその書のショックは大きいものだった……
ここで提示される書は本当にすごい。観てしまったからには忘れられないだろう。
その衝撃を縁はどう受け止めて、自分なりの表現を見つけるんだろう?
これまで12巻かけて、書とはなにか、文字を書いて表現するとはどういうことなのかをじっくりかき続けてきた「とめはねっ!」。まさにクライマックスにふさわしい、すごい書が出てきた。ここまで読んだ読者なら、書道をやっていなくてもこの書が伝えようとするもの、どうして伝わってくるのかを少しは理解できるようになっていると思う。改めてこのまんがはすごい。そして実際にこの書を見てみたい。
絵画でこういうまんががないかな……いろんなジャンルの名画が伝えてくるものは一体なんなのかを知りたいんだけど、なかなか言葉にできないから。
いや〜すごくいいまんがで、ずっと読み続けて行きたいんだけど、次巻14巻が最終巻らしい。
とうとう終わってしまう。
絵、テーマ、ストーリー、すべての面ですごく良い漫画作品だと思う。
最終巻も楽しみです。