5巻で完結。
発売の前の日あたりに、「マンガ大賞2015」も受賞した話題作。
かくかくしかじか 5 (愛蔵版コミックス)

私もこのシリーズを好きで読んでいて、きちんと完結して、「アキコ」のこれまでと今が、飾りすぎることもなく書かれていたと思う。
先生の最後の言葉のくだりは泣いた。
まじめに描かれているエッセイだと思うし、思い出せないところを「思い出せない」と綴る正直さもいいと思った。
数ある「漫画家によるエッセイマンガ」の中でもいいマンガだと思う。
ただ、これで大賞を取っちゃってよかったのか?
東村さんはフィクションのマンガも描いているわけだから、エッセイという本当にあったことだからこその「話のちから」に負けないフィクションのマンガでまた大賞を狙って欲しい。
5巻は東京の風景が書かれてるコマにあまり意味を感じられなくてテンポがちょっと悪くなってるところが多くて残念だったかな。
コレまでの巻の感想も以下に書きました。
かくかくしかじか1巻(東村アキコ): ホンヨンダ 漫画の感想ブログ
http://honyonda.seesaa.net/article/360562367.html
かくかくしかじか(東村アキコ) 4巻: ホンヨンダ 漫画の感想ブログ
http://honyonda.seesaa.net/article/403606810.html