2015年07月13日

僕だけがいない街6巻(三部けい)

僕だけがいない街 (6) (カドカワコミックス・エース)


1巻から5巻まで出てるところで購入したので、そこまでは がーっと一気に読んでしまった。
間をおいて6巻の発売。


【以下ネタバレあり】

5巻の途中まではうまくいきそうだったのに、やっぱりあの人が犯人だということが判明……したところで主人公・サトルは退場するハメに。

いままでは時を巻きもどすちから「リバイバル」を使うことでなんとかやり直してきたけど、
自分の危機にちからを使えなくて(使えないルールなのかは微妙なところ。本人もちからの詳細をわかってないみたいだから……)
巻き戻った分の時間を、眠ってすごしちゃってほとんどスタート地点に戻ってきてる……ってかんじかな。


「真犯人」の過去のくだりは、まああってもよかったけどなくても良かったのかも。テンポがそこだけ違う気がして。

目覚めたサトルが、自分が活躍して解決したはずの過去を覚えていないというのはなかなかびっくりしたし面白い展開だと思った。

この後は真犯人との決着までが描かれるのかな。10巻以内……あと数巻でまとまれば全体的に面白い漫画になりそう。

なんとなくはまりきれないのは、やっぱり能力の範囲・弱点・制限・引き金がわからないせいかなあ。
私はお堅いSF脳なもんで……とくにタイムトラベルのちからって言う、いろんな能力の中で最強クラスのちからの適用範囲や条件が解析・説明されないのはつらい。

私自身が「タイムトラベルは怖い」と思ってるからなあ……うまく行ってる展開のときのほうが、「せっかくやったのに過去に戻っちゃったらつらい」って言う不安が「僕だけがいない街」を読んでるあいだずっと心のどこかにある。

あー、「ひぐらしのなく頃に」で何度も「ああーうまくやったのに……」って気持ちを覚えてるせいかな。あれはでも「そうなる条件」がなんども説明されてたからがんばれたんだよな〜。
posted by 藤村阿智 at 13:54| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。