2016年08月26日

はんなりギロリの頼子さん2巻(あさのゆきこ)

web連載も追いかけてる、「はんなりギロリの頼子さん」2巻がでた!

はんなりギロリの頼子さん|WEBコミック ぜにょん
http://www.zenyon.jp/lib/top.php?id=16

はんなりギロリの頼子さん


舞台は京都、主人公の頼子さんは路地の角でタバコ屋さんを営んでいる。
道に迷った観光客、よそから引っ越してきたご近所さん、昔からの顔なじみ……
などなどいろんな人とのふれあい、が見所なんだけど、
とにかく頼子さんは人付き合いが苦手そう!! 基本無愛想でギロリ顔!
にじみ出るいい人オーラと、見た目に反した細やかな応対で、ギャップが好きになっちゃう人続出です。

私も京都に住んでいた……12年もだよ……第二の故郷と言える! と思うんだけど、もう引っ越してから8年以上経っちゃって、京都がすっかり遠くなってきてしまった。
いまでも年に1度は訪れる街ですが。

「はんなりギロリの頼子さん」は、京都に住んでて感じてたアレコレを「あるある〜!」ってネタで笑わせたり、時には苦々しい気持ちを思い出させたりするのですが、観光客のような行きずりのキャラクターも丁寧で魅力的に描かれてるところがすごい。
表紙のへの字ぐちの頼子さんもかわいいけど本編に出てくる逆ヘの字のクチした頼子さんかわいいかわいいよ〜

2巻収録のエピソードでいちばん好き……というかとにかく何度読んでも吹いてしまうのが
19話の「ライトノベルと頼子さん」の回。
京都のことをよく知らんと小説の舞台にしてしまったため、移動がありえない感じになってるライトノベルを地元目線で修正する話なんですけど、もー、ギャグに勢いがあってww
細かい書き込みも読むとさらに笑ってしまうw

第16話の、道を覚える歌の話もいいですな〜。子どもたちの名前にちょっとドキッとした(わたしの身内にしか伝わらない話w)。
道を覚える歌といえば、京都銀行のラジオCMでずっと流れてたので、京都出身じゃなくてもラジオをよく聞く人にはなじみがあるかもしれません……
私は全部の順番を覚えるのはあきらめて、車が走るような大通りから覚えていって、目的地は「烏丸通以西、堀川通まで行ったら行きすぎ」とかそういう感じで覚えて出かけてました。

あとは京都あるあるの回(27話)もあるある〜って感じ。
写真に写っちゃうのもそうだけど、写真を撮ってあげるのと道や市バスの乗換えをきかれるのにも慣れるな〜
三大祭(&送り火、紅葉、桜)のときは街中にでないで家か洛外でじっとする。とかもあるかも。

いけずの扇子屋さん(22話)は怖い……幸い、京都でいけずに遭ったことないんですよ、いけずされた話とか、わたし宛じゃない件で聞いたこととかはあるけど。 いや、気づいてないだけかもしれないけど……


web連載で見てるとはいえ、こんなに単行本描きおろしのオマケ漫画やカバーイラストが載ってたら単行本買わなきゃでしょ……
オマケ漫画は、あさのさんの描く年の差カップル好きは必見ですよ。

こうやってまとめて読むと、少しずつ頼子さんの人となりが語られ始めてるんだな〜と、……3巻も正座待機でございます!
ラベル:京都
posted by 藤村阿智 at 11:56| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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