とはいっても、だいぶ長い間新刊を買うのをさぼってて、70巻までも持ってないんだけど……
いま66巻あたりを読み返しているところ。
読んでて「うーん」と思っちゃったところをメモしておく。
べつに悪いマンガじゃないと思うしすごいな〜わたしには描けないな〜って思いますけれど。
それでもなんか「うーん?」と思っちゃうことがある。
その正体の一部にちょっと気が付いたというか。個人的な好みの問題なんだけど。
とくにこの61巻から66巻まであたりの、深海にもぐって人魚・魚人となんやかやあるところね。
私は置いてけぼりになっちゃってるというか。
ルフィたちのすごさがよくわかんなくなっちゃった。
敵も味方も限界とか体力・ダメージゲージがわからない戦いを見ている感じか。
麦わらの一味は2年間それぞれ修行して強くなったわけで、まだその強さの全貌はわからない。
そして、いまのところ弱点は無いように見える。
ピンチなんて、「私のしらないなにか」で解決しちゃうんでしょ。という感じ。
アーロンパークあたりですでに、ルフィたちのすごさは言葉で解説されるようになってきてて、読者としてはあまり実感や考察をしなくても「ルフィはすげえんだ。まわりがみんなびっくりしてるもんな」と思いながら読んでいたように思う。
何がダメージだったのか、どこまでダメージを与えればいいのかわかんないけどとにかくちょうどいい感じに敵を倒した。という展開が続いている気がする……
昔はもうちょっと、「この敵はこういうすげえ奴だからルフィの能力じゃかなわないんじゃ……!」っていうハラハラがあったよね。
序盤のほうだからネタバレにはならないと思うんだけど、クロコダイル戦はもうすべてがよかったな〜と思うんだ。
クロコダイルは強い。ルフィがどんなに力任せにやっても、暖簾に腕押し、砂にパンチよ。
でもクロコダイルも濡れると塊ができるわけね。
それに、血が出るほどダメージを受けたルフィだからこそ気づけるの。
あとは、ナミとダブルフィンガー戦もよかったな。
いちばん弱いナミだけど、いちばん頭のいいメンバーでもある。だからこそ知恵を使って、あるものと持った知識で戦って勝つ!かっこいい。
ナミが戦ったりピンチを切り抜けるところ好きだった。
ウソップもチョッパーも同じ。
でも、修行から帰ってきたら、チョッパーの技の弱点や危うさも消えちゃってるし、ナミはなんだか説明の出来ない技を使って戦うようになっちゃったし、ウソップもまだまだ知らない謎のアイテムを使えそうで……
「読者が予想したピンチを丁寧に解決していく」ところは見られないのかもしれない。
インペルダウン編あたりではバギー船長のエピソードが好きだな。
たいして強くもないバギーが、周りの勘違いで勝手にのし上がっちゃうの。
こういう解決は好きよ。
今後の、新世界以降のルフィたちは、もうちからは強いもんだという前提で、何を選んでいくのかを楽しみに見たらいいのかな。でもそしたらバトルシーンは結局面白くならないのか……