2018年04月15日

進撃の巨人25巻(諌山創)

進撃の巨人25巻


待ってたよ〜、な25巻。
久しぶりに皆さん登場して戦いのターン。
もはやどちらが応援すべき側なのか、読者にははっきりとは示されない。
どちらにも事情があり、どちらも自分が生き抜くために戦って、相手を殺さなくては殺されるというつらい展開なのかもしれない。

情もあるし自分もかわいい、でも躊躇してやさしさを見せていたら勝てない。しかしとっさの判断も難しい。

エレン達壁の中のエルディア人が戦闘を仕掛けたけど、どういう思いなのか、なぜ戦うのかというところは示されないまま。
でも、「進撃の巨人」に私は少し信頼を感じている。いま私にはわからないキャラクターたちの考えや立場、ここまでに何があったかは、きっといつか語られるという信頼。

次巻以降も楽しみです。
ずっと出てきていないあのキャラ、そしてここの所隠されているあのキャラのことも作者サイドは忘れていない、きっと今は思い出さずに胸にしまっておいていいんだと感じる。

posted by 藤村阿智 at 17:13| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月02日

凪のお暇(コナリミサト)1巻

凪のお暇1巻


えぐい、、
かわいい絵柄でえぐい、、

波風を立てないように、まさに凪のような存在になろうと「空気を読んで」いた主人公・大島凪は、ある日とうとう爆発して会社を辞めてしまう。
そして今までのすべてを断捨離して、本来の姿で生きようと無職生活を楽しみ始めるけど……

とにかく冒頭の、会社で凪のようにすべてを無難にこなそうとする凪ちゃんがつらい。
凪っていうか底って感じだけど……
みんなに見下されていいように使われている感じが何とも胸を締め付ける。
どっちかって言うと私もそんなような人間になりがちだから。
自分か……って思ってしまう、しかも「わかる〜」とかじゃなくて「知りたくねええ」って感じ?
目を背けてていいんだよこういうのは、わざわざ刺さりに行かなくてもさ。現状は別にそんなんじゃないんだから。

っと、漫画の方の感想に話を戻すと、とにかくその読みに読んだ結果できあがった「いや〜な空気」の職場から解放され、見下し・モラハラ・飼い主系男からも逃げたはずなのに、新しい友達も(ねじれた感じでだけど)なんとかできたわけで、隣人との新しい恋……?みたいのも始まりそうでウキウキなのに、
男が……追っかけてきてるんですよね。なんか男も描写的にはかわいそうな感じだけど、罪が大きすぎるし、多少自覚してまともになったってだめだめこういうのからは逃げて。
過去にそういうタイプだったという人と新しく出会って恋して結婚とかは良いと思うけど、
ダメだった時に付き合ってた人がどんなに心を入れ替えてもだめなの!
もしかしてダメじゃないパターンみられるの?
いやダメだろ!すてて逃げて!はっきり言うんだ「てめー二度とくんな」と。
そういう「組み敷けばコイツいいなりになるだろ」って舐めてきてる奴には、がつんと違う人格使ってでもびしっと言ってやった方がいいよ最初にさ!!!つけこまれんぞ!!??

まあ終わりが気になるので続巻も読んでみようと思いますが……
凪ちゃん逃げて。そしてもっと楽しい30代を迎えて!!!
posted by 藤村阿智 at 12:08| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月27日

ヒゲ母ちゃんと娘さん3巻(ヤマモト喜怒)

ヒゲ母ちゃんと娘さん 3巻 読んだ!!!



いや〜毎回「ふんわりジャンプ」の方の更新も楽しみにしてるんですけどね、コミックスも買いますよ。

この表紙のヒゲマッチョがお母さんなんですけど、キャラデザがそうなってるだけで別に男性なわけでもないという何とも不思議な気持ちになる子育てエッセイマンガです。

娘さんもかわいい。お母さんの面白い目線で描かれているからさらに面白かわいくなってるんだけど、そのバランスがいい……愛を感じるし成長もちゃんと感じられる。
赤ちゃんがいいそうで、でも絶対言ってない言葉が添えられてるのも好き。
3巻収録分で好きなのは「デンデンタウン」かな……言いそうだけど絶対言ってない感じがたまんない。連載で観た時にも「デンデンタウンだよ!デンデンタウン!!」って周りの人に言ったけど誰一人反応してくれなかった。関西人じゃないからか。関西人じゃない私がなんでこんなにも……


もはや、「ヒゲのマッチョが母ちゃんというキャラデザであるギャグエッセイ」っていう感覚がなんかなくなっちゃって、溶け込んじゃってるんですよね。いやいまから母ちゃんのキャラデザが女性になってもなんか違和感でそうですけど、最初の「このごつい人が母ちゃん……!」っていう違和感はもうなくて、モヒカンの父ちゃんと並んでても馴染んでてちっとも「なんだこの二人」ってならないんですよ。

むしろ今から読む人のほうが「キャラデザに違和感あって馴染めない……」と投げ出すかもしれない……


しかしね、読んでてほっこりする子育てエッセイって、
「このうちの子になりたい〜」って思えるかって言うのもあると思うのですよ。ヤマモト夫婦の子になりたい、いや、娘さんも含めて、猫のゴメスも含めて、家族になりたい。家族になれなくてもそっと見守りたい……って、ああ、ならこの漫画を読んでればいいのか……ということで、この漫画を楽しみにしているのですよ!!伝われ!!!


モヒカンのだんなさんが会社から帰ってきて、出迎えた家族を全員(母ちゃんも含めて)抱っこしてくれるところとかいいなぁ〜
すごくいいよ!!

続きもたのしみ!







posted by 藤村阿智 at 11:20| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月18日

Spotted Flower 3巻(木尾士目) 感想

Spotted Flower 3巻




いや〜すごい。読んで「こ……これは荒れる、読者の感想が荒れる」と思ったけどやっぱりamazonレビューすごいことになってるね。

しかし星の低いひとは基本的に「望んでた展開じゃない」って感じで、
星の高い人は「望んでた展開とかないんで、こっちはこっちで楽しみです」って感じでしょうか。
漫画家に対するののしりやあおりをこんなにいろんな表現で見られるのもなかなかないことかもしれない……

私自身も不思議な気持ちです。
元々、自分自身が同人誌を読んだりパロディを見たりするもんで、キャラクターのカップリングが変わるだの期待してるのではないだのNTRだのってのは別に気にならないわけです。
でも、やっぱキャラクター崩壊とか世界観崩壊とかはあまり気分が良くないので、できればそういうのじゃないパロディを楽しみたいものです。

しかし、Spotted Flowerについては、原作者による二次創作のようなものなのです。
原作者は作品世界の神だと思っているので、その神が別次元の世界を作ろうが、世界を崩壊させようが何にも気にならないのです……

さらにいっちゃうと、そういう「二次創作的要素、原作ありき」を抜いてこのストーリー展開を見ると、大変胸糞悪く(皆さんの感想と同じ)、許せない・こんなのギャグになっちゃいかん! と思ってしまうのですが、キャラクターがどんな人間かわかってしまうので(本来原作じゃないんだからわかっているはずがないのに!)愛せちゃうわけですよ。
妻さんはどういう風に今後出てくるかな……夫は罪を隠したまま何気ない顔で生きていくのか。いや、思い出しはするけど告白せずに生きていく展開でもアリだ。すべてがバレてしまったなら、妻さんはどう言ってのけるか。
もしかすると夫にとって「元カレ」が、今後一番の相談相手になるかもしれないし?いや例の彼の相方さんが? そして周りはどうかかわって、どういう反応をするのか。怒るのか?ぼっこぼこにされて夫は妻と友人すべてをうしなうのか?
何でもいいから展開を見たい。
と思ってしまうのが、単純にすごいなあと。

キャラクター、積み重ねた物語の与えた力ですよ。






posted by 藤村阿智 at 12:40| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月12日

進撃の巨人(24巻)(諌山創)

進撃の巨人 24巻



(ネタバレ有りと言えるかも)

24巻さっそく読みました。
あたらしい角度から物語を語りつつも、ちゃんといままで謎だった部分の解を描いていて、20巻以降はぐんぐん面白くなってると思う。
23巻は、新しいキャラクターも出てきたし、また新しい人間関係を覚えなくちゃいけないということでちょっと混乱したけど、24巻はそのエピソードと過去と、そして現在をつないでくる展開で25巻が楽しみすぎるでしょ……年に3冊しか出ないのにこの引き!!

車力の巨人・ピークちゃんがすごいカワイイ。私好み……いや私のことをよく知ってる方なら「そうだね好みだろうね」って感じわかると思うの……

あと、最近出てなくて寂しかったアニちゃんもがっつり登場してて、アニちゃんも大好きなのでうれしい。

進撃の巨人のすごいな〜と思うことは、キャラクターが(どんなに変人でも)根っこでちゃんと確立しているというか、やっぱりこの子はこの子なんだ、どのサイドにいても、どの時代で違うことをやっているように見えても一人の人間なんだっていうキャラクター設計があるところかなあ。
こういうのは設定資料で何とかなるものじゃなく、物語を作る人がちゃんとその人と付き合って「この人間はこういう人間だ」と理解してないとできないかも。
ライナーさんだって複雑な立場と人間で、それは表にも出ているけど、でもどんなに矛盾した行動や矛盾したキャラだという設定でも、やはりライナーさんであるという枠からははみ出ていないと感じる。
安定して、ライナーさんはライナーさんなのである。


あとはいまの超大型巨人さんとかはどうしていらっしゃるのか……その辺が気になるけど、次巻以降でそちらサイドの現在も語られるかな?


posted by 藤村阿智 at 11:20| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月19日

×××HOLiC 戻(CLAMP)4巻

×××HOLiC 戻(CLAMP)4巻



4巻読みました。うーん。

もともとこのHolicシリーズは、CLAMPの同時連載「ツバサ・クロニクル」と世界がリンクしていて、
ツバサのほうを読んでいない私はツバサ関連の話が出てくると「???」となりながら読むしかないんですが、4巻はさらにきつかった。ツバサがわかんないとさっぱりだよ……
「戻」になってからはとくに、Holic自体が「謎におわせ・解は無し」で進んでいるので、それだけでもさっぱりなところに、他の作品を読んでないとわからない何かがくっついてくるってのはもう全体がわけわからないじゃないですか。

そして4巻は今まででもさらに、動きがなく謎が散らばる1冊になっており……
雰囲気やキャラクターは好きなんだけどなあ。Holicだけで読めるようになってくれないかなあ。
posted by 藤村阿智 at 11:21| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

好奇心は女子高生を殺す(高橋聖一)1巻

好奇心は女子高生を殺す1巻




web連載で見かけてから読みたいと思っていた1冊。
まとめて読みた過ぎて、web連載を追いかけてなかったんだけど……(すいません)
単行本が出たのですぐ買って、ちょっと他のを読んだりしていたら時間が空いてしまった。

これは一気に読まなくても、一話ずつ読んでも楽しいだろうな。
私は一気に読んで「むふふ……次の話はどんなかな」って思いながらページをめくるのが好きなんだ。

内容は、高校生になった少女「みかん」と「あかね子」の二人が、友達になるところから始まるSF(すこしふしぎ)ストーリー。
宇宙に飛び出すことも異空間で不思議体験することもあるけど、学校や通学路に不思議が降りてくることもある。
基本はもう、元気印でポジティブ、人生たーのしー!な「みかん」ちゃんと、楽しいって……?わかんない、でも、いま知ったコレたーのしー!的な知的少女「あかね子」ちゃん の二人が、いつでもラブラブって感じです。百合モノじゃないですけど、友情を超えた「好き」が二人を取り巻いている。
いいなあ。こういうの。
ぴったりしてるけどべったりしてない感じ?

エピソードはどれも好きだけど、あかね子ちゃんが頼りになる話はより好きだな。
ゼリーの話とか、みかんちゃんがテストで満点取る話とか。

隙のない作画もすごい……webより紙のほうが見やすいかな(慣れの問題か?)
もちろんこういう漫画だとカバー外すよね。

カバー巻末折り返しの間違い探しには納得がいかない。間違いが地味すぎてクイズとしてはどうか!?
(サイゼリヤの間違い探しは毎回挑戦している。まだあっちのほうがわかりやすいぞ!?)

2巻も楽しみです!
posted by 藤村阿智 at 11:24| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月19日

ポーの一族〜春の夢〜(萩尾望都)

ポーの一族 〜春の夢〜 萩尾望都





読んだ。
なかなか読み始められなくて、つい買ってから2か月ぐらい置いたままになっていたけど……
ようやく読みました!

ポーの一族は大好きで、とにかく好きで、別格なのですが
やはり新作も好きだ。
絵柄は変わったかもしれない、でも、萩尾先生の漫画は最新作「王妃マルゴ」も愛読しているし、「残酷な神が支配する」も何度も読んでいるので違和感なく読めてしまう。

中身は変わらず美しいですよ。
ちょっと要素が多かったような気がするけど、それでもすんなり入ってくるし。
キャラクターや舞台、時代、立ち位置やそれぞれの考え方を、説明せずに言葉遣いや立ち振る舞いに入れ込んでくる手腕はいつ見ても本当にすごい。

第二次大戦中のイギリスで出会った、ドイツ人でユダヤ人の美しい少女と、永遠の時を生きるバンパネラのエドガー、アランを中心に、今を生きるということ、永遠に生きるということを同時に描いていく。

エドガーは、最愛の妹を亡くしてからというもの心に大きな穴をあけたまま時を過ごしていて、
出会う美しいものを愛することで穴を埋めようとしているように見える。
エドガーがいれば、一緒にいられればそれだけでいいと思っているアランには
「自分では穴が埋められない」と言う現実が常に突きつけられているようで、アランの立場になっても切ないんだよねえ。

エドガーは大きな心の穴を抱えたまま、ふわふわと幻のように、人々の記憶にだけその姿を残して時を旅している……


また番外編のように、あたらしいポーの一族が描かれてもいいなあと思った。
posted by 藤村阿智 at 16:01| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月16日

フイチン再見!10巻(村上もとか)完結

10巻にて完結。
女流漫画家、上田としこの生涯。

フイチン再見!10巻



過去記事もあります。5巻で感想書くの途絶えてたのか……
フイチン再見!(村上もとか)1巻〜5巻: 漫画の感想ブログ ホンヨンダ
http://honyonda.seesaa.net/article/413881232.html



私の母が上田としこ先生の「フイチンさん」のファンで、私も高校生ぐらいの時に復刊した愛蔵版を読んでいる。
上田としこ先生を知っている同世代はすくないかもしれない。
私自身、フイチンさんは読んだことがあっても、どういう人が描いたのかと言うことはまったく知らなかった。

京都に国際マンガミュージアムができた時、漫画家の皆さんから寄せられた開館記念の色紙イラストの中に上田としこ先生のイラストもあって、それを観た時「あっ!フイチンさんの上田としこ先生だ!」と思った。
ほかには、フイチンさんがアニメになった時も、制作会社のwebサイトから通販で取り寄せ、実家に送ったなあ……
こないだ復刊したフイチンさんももちろん購入して、やはり実家に送りました。





読んだことのない人にはぜひ! おすすめしたい。
これを読んで中国(ハルピン)へのイメージが変わった、というか「いいなあ、楽しそうだなあ」という印象になった。


10巻は最終巻。上田としこ先生が漫画界の先頭を走ることは無くなったけど、新しい漫画と次々に生まれてくる女性漫画家を支え続ける。こんな姉御が知り合いだったら心強いだろうなあ……

そして、戦争が終わってから何年もたっているというのに、それでも戦争で受けたつらい思いは癒えないまま、自分にも、家族にも、戦争を体験した人々の作品にも残っていく。

前にも書きましたが、上田としこ先生は裕福な家庭の生まれで、戦前も戦中も素敵な服と髪型でおいしいものを食べたり画塾へ通ったりしているわけですよ。
いままで戦時中を描いた漫画と言えば、どちらかと言うと貧しい一般人がさらなる苦労を強いられる話がほとんどだったので、裕福な人目線の戦時中って言うのは新鮮に感じた。

「この世界の片隅に」の映画を見た若い人が「顔も見たことない相手のところへ嫁に行くとかいう設定は無理がある」と、あの頃の時代だったら別におかしくないことの雰囲気をつかめずにいる話を読んだけど、
私だって「戦前にホットケーキとかあるの!??ワンピースとか帽子とか洋風のものを身に着けてたり??」ぐらいのイメージですよ。なんか逆に戦前の人なんて遠い昔の人で、私たちの世界はいろいろあって恵まれているからあのころとは違うと思ってしまうんだけど、戦争より前にもいろんな楽しいものや今と同じものが存在していて、それを失ったり手に入れられなくなったりしていたということをこの漫画シリーズを読んで改めて、初めて実感してしまった。


10巻では漫画界も盛り上がって、たくさんの雑誌が創刊されて新しい漫画がどんどん出てくる様子も描かれる。トキワ荘メンバーも活躍するし、劇画が主流になっていく中で手塚治虫が苦悩したり。

上田としこ先生は2008年に90歳で亡くなって、わたしもその時のことは覚えている。
ネットのニュース記事を見て、「エッ!……ああ……」と言葉にならなかったっけ。
10巻ラストはすっと眠るように亡くなるまでが描かれている。まさに伝記のようなシリーズになりました。

作者・村上もとか先生が3か所ほど出てくるところも面白いですね。
同じ時代を生きているというのはこういうことかと。自分の人生とも重なってくる。
私自身も、そろそろ私が生まれて〇歳だったあの頃の話か〜、そのころこんな感じだったんだな〜と思うとまた見えるものが変わってくる。

全編にわたって、東京の昔の街並みが描かれているのも見どころ。
知ってるあの場所の、あのころからある建物や変わってしまった街並みを見るのも楽しい。


posted by 藤村阿智 at 11:27| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月03日

ヒゲ母ちゃんと娘さん 1巻(ヤマモト喜怒)

ヒゲ母ちゃんと娘さん 1巻(ヤマモト喜怒)




ああ〜もう好きすぎる。
TwitterでUPされてた頃にも読んでいたけど、その後ふんわりジャンプに移行してからもすごく楽しみにしてて、火曜日更新なので火曜日になると……少なくとも水曜日には「あっヒゲ母ちゃん更新日だ!!」と読みに行ってしまうよ。

http://www.funwarijump.jp/manga/hige
試し読みと最新の話が無料で読めるからまずは!ここから!

内容は、お母さんと娘さん(赤ちゃん)とのほのぼの日常エッセイ、子育て漫画なんだけど……
とにかくキャラデザが強烈でしょ。上に表紙が出てますけど、お父さんと娘じゃなくて
母ちゃんがあのザンギエフ的な……(ザンギエフっていうな)
夫でお父ちゃんの人は……ガイル的な……
娘さんは娘さんだけど……
あと猫のゴメスさん……

作者のヤマモトさんが自画像をヒゲで書き始めちゃったからそのまま母ちゃんがヒゲのムキムキになってしまったわけですよ。ヒゲ母ちゃんというノンフィクションじゃなくて、ただ単にそういう風に描いちゃったんですよ!!


その強烈なキャラデザはおいておいても、とにかく漫画が面白い。
目の付け所と、アウトプット?
赤ちゃんや猫がこういう風にしそうだな〜っていう範囲を超えずに、でも最大限に面白く表現された
奇声や行動はもうページめくるたびに笑っちゃう。

ギャグってやっぱり、読者と好みが合うかどうかってのが大きいと思うんですけど、
私の好きなギャグにぴったりあってしまったんですよ……

あと夫も魅力的。実は大人たちはそんなに突飛な描かれ方をしてなくて、おとなしいもんなんだけど、それでもにじみ出る魅力。
モヒカンだけど超優しい、受け止めてくれる感じの旦那さんにもメロメロ……

きっと子育ては大変なこともいろいろあるんだろうけど、なんだか本当に大人の、距離のある目線で赤ちゃんのおかしみ、家庭のおかしみを客観的に伝えてくれるところがいいのかもなあ。

とだらだら書いたけど、2巻が8月18日発売だそうで!買います!!

こちらもまだ買ってない……買う!



posted by 藤村阿智 at 16:53| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月10日

とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話(佐倉色)

とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話(佐倉色)



読みました!

編集部と新人漫画家である作者さんのやり取りが語られて……
細かいトラブルがどんどん積み重なる。
なんというか、この「大したことじゃないんじゃないかな?」「うまくこの嫌な気持ちを人に伝えられない」という感覚わかります。しかし、この漫画の内容は「大したことじゃない」なんてことありませんよ。

すべてがどちらかが一方的に悪いということは無いと思うのですが、ほんと、今の漫画の出版についてはいろいろ変わるべきところがあると思っています。
昔みたいに「職人になりたいなら身を削って頑張って、そして憧れの舞台に立てよ」というのはもう通じなくなっているというか、漫画やクリエーター、そして発表する媒体と言うのはもうひとつ上のランクに行かなくちゃいけないんじゃないか。

つまり、「なりたいなら」「好きでやってることなんだから」「人気商売」と言うことで、作家が何かを我慢しながら必死でやるのが「美しい話」ではいけないということ。
ちゃんと仕事したぶんの報酬がもらえて、その仕事と発表・広報を媒体が支えて、読者が喜ぶかたちで届けるという環境になかなかなっていない……
イラストレーターだったら、カットが一点追加されても別料金を頂戴するのに、漫画は表紙のイラストを描いても予告カットを書いても無報酬と言うことが多いようで。
漫画家が本当に「個人事業主」なら、もっと自由に発表できたり、仕事相手を選んだりということができればいいと思う。

この「とある新人漫画家〜」では、そのような編集者や編集部とのトラブルを暴露するだけでなく、担当者一人が作家の窓口になっている現状を変えて、作家がもっと複数の窓口を持てるようなホットラインの設置を提案したり、無償でやるのが慣例となっている仕事について問題提起したりという点もあることがいいと思う。
いろいろトラブルはあっても、相手を人として憎みきれないのもわかる……。そういう複雑な気持ちが書いてあるのもいいですね。

文字が多くて漫画としては読むのが大変だと思うけどそれは仕方ないかな。
絵はすごく読みやすくてかわいくていいと思う。ほかの作品も読みたくなった。



本書で語られているネットメディアで漫画が無断掲載されているという話、
この通りのやり取りならひどいなと思うし、それもありそうだと思うんだけど、
わたしの作品が同じメディアで取り上げられたときはちゃんとライターさんが事前に連絡をくださって、掲載不可なら載せませんと言ってくださったので、本当にメディアや編集と言うのは担当によって違いが出るなあと……同じ媒体でもですよ。
私も編集さんとやり取りして、とてもお世話になった編集さんと、なんじゃこりゃー!と困ったことになった編集さんと、いろいろ個別に違いますからね……担当さんやメディアに不信感があるとき、ちゃんと別のアプローチから対応してもらえる、自分も移動できたり交渉できるようにどんどんなってほしいです。

(2017/6/12追記:メディア側から見解が出たのでリンクしておきます。)
漫画『とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』について、編集部の見解 - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1706/10/news018.html

posted by 藤村阿智 at 11:54| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月31日

自営業の老後(上田惣子)

自営業の老後



読みました!

自営業が老後に備えて考えておきたいお金の扱い方、
今からでもできるたくわえ方法、保険の選び方、
実際に自営業の人がどんな老後を過ごしているのか……などなど。

会社経営などの自営業と言うよりは、個人事業主とかフリーランス向けの内容です。
ライター、イラストレーター、漫画家、デザイナー、などなど。

著者の上田さんがいままでどんぶり勘定と言うか……稼いではいてもお金の管理には無頓着だったおかげで、改善点がびしばしわかっていい感じです。
国民年金について書いた章なんかは「すごいな……」って思った。


しかし、この本を読んだ個人事業主・フリーランスの私が思ったことは……
なにを差し置いても稼がなくちゃ意味がない……
わたし、ぜんぜん稼いでなくて、節税する隙もなければ、保険に入る余裕もないんですよ。
節約とかもお金がないとね。
よくある「1年で100万貯金する!」っていう方法も、1年に100万稼いでない人には無理でしょ……
だから稼ごう!そして改めてこの本の内容を参考に、保険とか節税とか年金とか考えよう。
posted by 藤村阿智 at 12:16| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月10日

ハーモニー(原作:伊藤計劃 漫画:三巷文)

伊藤計劃の小説、「ハーモニー」のコミカライズ。
漫画は三巷文さん。
現在2巻まで。

ハーモニー1巻



ハーモニー 2巻


原作が好きなので、映画も楽しみにしていた。
でもちょっと2時間の映像にするには、原作が長かったかな。
結構2時間ぐらいになりそうなボリュームなんだけど……
映画のほうは原作を見てないと補間できなそうだったり、でも描写としてはちょっと物足りなかったり。

小説のほうで感じていた、ミァハのカリスマ性とか魅力、トァンとキアンが感じていたあこがれや後悔が映画ではあんまり伝わらないんじゃないかなと思ったんだよね。
あとラストがやっぱりね。ちょっと変わってしまったから。
動くミァハや声はすごくよかったよ。舞台もいちいちかっこよくてよかった。
キャラデザも可愛いかったし。
あとはストーリーとキャラクターかなあ……
やさしさに包まれているような世界の、パステルカラーで誰も傷つけない建物群が、結構どぎついピンクになってたのは納得いかなかったかな。もっとほんとに病院みたいに、「白過ぎてもアレだし」ってつけられたような薄い色が世界を埋め尽くしているんだろうと、小説を読んだときは想像していた。


前置きが長くなったけど、コミカライズの感想。
いいですよこのコミカライズ。
より小説に近いアプローチ、ってことだけど、本当にそんな感じです。
映画版でよかったキャラデザはそのままに、近未来っぽいシステムの描写がかっこいいし、
余計な表現もなく、淡々と小説を魅力的に漫画化していっている感じ。
もちろん迫力もある。回想シーンの挟み込み方も小説と同じで、ETMLでの記述で捕捉されてていい。

次巻も期待です。


ガブリエル・エーディンとの会話は映画もコミックもなんだか眠くなっちゃう不思議。小説のほうではそんなことなかったんだけどな。
会議シーンも動きが少ないからしょうがないですね。漫画版のほうはうまくやってるような気がします。そんなに退屈じゃなかった。「会議に参加しているアバターのトァン」だけじゃなくて、実際のくたびれちゃったトァンも描写してるからかな。映画はそうじゃなかったんだっけ?(忘れてる、テレビ放映を録画してあるから見返したい……)


【以下この先のネタバレかも】
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しかし、ETMLがどういうものかを考えると、わたしたちはETMLを使って読んでいるんだとしたら、漫画で描写される表情や動きはもっと違うものになるのかもね。



posted by 藤村阿智 at 13:45| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月26日

まんが親5巻(吉田戦車)

まんが親 5巻



「まんが親」5巻読了。最終巻。

すっかり大きくなっちゃって、子どもゆえの突飛な感じは無くなって
立派に自分で考えて行動して影響されたりされなかったりして楽しそうに暮らしているね。
どのエピソードも良かったけど、誕生日プレゼント(のイベント)が気に入らなくて
「来年はそうだんしてね」って言いながら親に付き合ってくれるところとかがいいな〜って。
posted by 藤村阿智 at 10:08| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月22日

逃げるは恥だが役に立つ9巻(完結) 感想

逃げるは恥だが役に立つ 9巻



9巻にて完結!
面白かったです。
ドラマのほうも全部見たんですけど、やっぱりドラマはイマイチ納得がいかないというか
こんなもんかな?という感じだったので、原作のほうがばっちりまとめてくれてよかったです。

Twitterで海野先生が「ドラマでこないだ書いたセリフが出てきてびっくり」と言うようなことを言っていたのはどの辺かしら。ゆりちゃんにかかった、そして説いて解いた「呪い」あたりかな。

もうとにかく9巻はゆりちゃんゆりちゃんゆりちゃん〜ゆりちゃん好きだ〜かわいいよ〜
といった感じです。
ドラマのほうの「呪い」について語るシーン、急に出てきた感じだったしゆりちゃんの本心はわからなかったので、
「手塚治虫のブッダで見た、シッダルタがヤタラに説いたことが自らへの答えと悟りになるあのシーン」みたいなものかな……と思ってたのですが、まさに!そんな感じでしたね。漫画のほうではゆりちゃんの心の中も描かれています。

みくりさんと平匡さんはすっかり安定したカワイイ夫婦になっちゃって、
二人はこれからもコミュニケーション・話し合いを大事にいい家庭を築こうと頑張っていくでしょう。
その過程がみられたのもよかったし、ラブラブなのは単純に読んでてうれしいね(笑)

番外編のゆりちゃんエピソードもよかったですね〜。
読者の想像におまかせ、でもよかったと思うけど、ゆりちゃん&風見さんらしくていい番外編でした。
風見さんの最初の印象からだいぶ変わりましたね。でもすごいのは、キャラクター自体は変わってなくて、
「風見って面白いな」って思ってから初登場あたりを見返すと、最初から面白い人であって嫌なやつとかいけ好かないイケメンってわけじゃないんだなと。印象だけが読者の中でも変わったんだなと……

みくりさんと平匡さんがちょっと外れた恋愛コースだった分、ゆりちゃん&風見は少し現実感の薄いドラマチックな展開だったのもよかったですね〜。最初の印象はよくなかったけどだんだんお互いをわかって仲良くなっていく。でも障害もあって……ってのは恋愛ものの定番じゃないですか〜。


【既刊の感想】

逃げるは恥だが役に立つ1巻〜4巻(海野つなみ)
http://honyonda.seesaa.net/article/421951962.html


逃げるは恥だが役に立つ8巻(海野つなみ)
http://honyonda.seesaa.net/article/442965529.html
posted by 藤村阿智 at 10:36| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月03日

王妃マルゴ5巻(萩尾望都)

王妃マルゴ5巻



フランスを舞台にした、王家の姫が時代と性に翻弄されつつも強く生きている物語。
ただ時代を嘆くだけでなく、自分の手で動かしたいと強く思うお姫様だからマルゴは好きだなあ。

それにしても5巻は最初から最後まで人が死にすぎ。
マルゴに近い人もどんどん死んでいく。
敵も味方も死んでいく。愛する人もにくい人も死んでいく。
もう誰が生きるのを許されているのかわからない、というか、まあ生きるのを許された人などはおらず、たまたま生き残っただけなんだと思うとぞっとする。宗教の戦争は怖い。
ただの人殺しを宗教の戦争に見せかけようという人間もいるのが怖い。
私は敵をたくさん殺した勇者だ!と叫んだ男が、そう叫ぶしかなかったということ、もう私は人を殺したくないと嘆き、正義と友のために無抵抗のまま殺されていく姿も……
戦う死、虫けら以下に扱われる死、都合の良い死……君臨しても避けられない病死。

とにかく死、死、死の前に人はただ「死なないという偶然」を祈るばかりだ。

もう、母后がぺージに登場するたび怖くなってきた。
この気持ち、あれだ、「残酷な神が支配する」でグレッグが出てくると同じ気持ちになってたよ……

マルゴとナヴァルの王アンリが出てるとなんか安心する。
posted by 藤村阿智 at 12:41| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月17日

道士郎でござる(西森博之)1~8巻【完結】

年末年始にかけて「道士郎でござる」を読み返していました。

西森博之先生の漫画で今のところ一番お気に入りの漫画です。

道士郎でござる まとめ買い(amazon)


1巻だけ0円だったりもするので(今日現在)、試し読みもできますよ。
でも1巻より2巻以降のほうがテンポよく、エンジンかかってる感じがするかな?



内容を紹介しましょう。

幼いころ母のもとを離れ、父親と一緒にアメリカ・ネバダへ渡った道士郎。
その道士郎が日本へ帰国するというので、母・兄は久しぶりに会えるのを楽しみにしていたのだが、
帰ってきたのはアメリカ育ちにはとても見えない侍? 武士!?……ないでたちの少年だった!

ということですし、タイトルも「道士郎でござる」なので、この道士郎が主人公なんだろうな~と思ってしまうのですが主人公はフツーの少年・小坂健助なんですよ!
フツーの家庭に生まれ育ち、フツーに女の子にあこがれ、高校生になったし青春とか期待しちゃう感じ?ただ平穏に暮らしたかっただろうに……道士郎に出会い、殿・主君として慕われるようになってしまってからはとにかく波乱の毎日に!

西森博之先生というと、「今日から俺は!!」、「天使な小生意気」など不良が活躍する漫画を思い出す人が多いと思いますね。まあ、「道士郎でござる」も不良とかヤーサンの抗争だの上下関係だのケンカだのシャレになんないやつだのいろいろに巻き込まれるわけですよ。
普通の少年の健助が……

で、健助は弱いのでケンカなどしないのですが、なんだかんだと周囲が勘違いしていくことで
どんどん仲間を増やしていきます。
不良しかいないという悪名高い高校へ転校することになっても、トップをなぜかなぎ倒し、自分が慕われる側になることでピンチを回避していきます……その過程がね。痛快というか。うおーやったな健助!そうだそうだ健助だ!みたいな、読んでて応援しちゃうんですよね……

キャラクターもみんないいキャラですよ。口下手で、暗い過去とおかれた状況からクールにならざるをえないヒロイン・白瀬エリカちゃんも強く、美しい。
一見ほおっておいても自分で何とかできそうだし、実際何とかしちゃいそうなエリカが本当は健助のことを頼りにしているってところがなんともいい。
健助が陰でこそこそ行動してエリカを励まそう、一緒にいようとしてくれていることを、たとえ上手くいかなかった時でもエリカはちゃんと気づいて感謝してくれてるってのがいいよね……報われるというか、読者の私はそんな二人をみて「ウンウンよかったね健助……エリカちゃんいい子や~」とじんわりするわけですよ。

あとは時々爆発的に面白いギャグがあって、何度も読んだのに吹いちゃうところがあって(笑)
基本的にギャグマンガだもんねこれは。結構強烈ですよ。
「兄ちゃん、トロ!」ってやつとか(?)

8巻で終わっちゃうのがもったいないようで、しかしピリッと高い密度の物語が一気に読めるところがおすすめのポイントでもあります。
posted by 藤村阿智 at 10:58| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月10日

ずっと独身でいるつもり? (おかざき真理・雨宮まみ)

ずっと独身でいるつもり? (おかざき真理・雨宮まみ)


こちらのエッセイが原案の漫画作品。



結婚してないというだけで周りから言われる言葉。
言われなくても、だれよりも、一番自分が考え続けてぐるぐるしている言葉、
「ずっと独身でいるつもり?」

私はいまは結婚しているんで、言われてないですけど、結婚してないときはずっと似たような言葉を言われましたよ。
結婚しないの?とか 結婚とか興味なさそう とか
つい言っちゃうのも、なんとなく聞きたいのもよくわかるんだけど、
なんだろう……「自分が置かれていない立場」について考えちゃうのは人間の当たり前というか、
選ぶのか選ばないのかが選べないという複雑な気持ちも誰でもあるはずなのに、
なんでか人が何を選ぶのか何を選ばないのか気になってしまうというか……

なんというか、人は人の選択を知って安心したいんだろうね……
・わたしとおなじこちらを選んだ人はやっぱり(しあわせだ/ふしあわせだ)
・わたしとちがうあちらを選んだ人はやっぱり(しあわせだ/ふしあわせだ)

だから、結婚しないの?とか、後悔するんじゃない・みたいなことを人に聞く場合、
相手のことを心配してるんでもアドバイスしたいんでもなくて、
自分が正しい・いい自分であるということを確認したいだけなんですよ多分……
だから誰かにプライベートなことを聞く前に、何のために聞くのか、相手は絶対心にしこりを残すけどそれでも聞きたいのかを自分に問い直したほうがいいと思うね。


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変に語ってしまった。漫画の感想ブログなんだってば……

しかし全編つらい気持ちになるんだよね。
いわれる……これ……とか、ああ〜〜おもいだしたくない、んでいまの私だってまだまだ課題や選ばなくちゃならないことがあるのに、人に知られたくない、けど人のことを知りたい、私も絶対こっちだって確信できるほうを選びたい!!そして思い通りに幸せになりたい!!
っていう気持ちになりながら読むというか。

独身だとみんなが心配する。
しかしその心配はなんなんだろうか?本当に私はかわいそうなのか?
私と違って既婚のあの人は完全にしあわせなんだろうか?

結婚って妥協も必要よ!とかいうけど、妥協が必要とかいう点は正直「気にならないので問題にもしていない」点ならいいけど、こだわっちゃってるところって妥協したら幸せになんかなれないじゃん。

2話の眼鏡女子、由紀乃さんだって、昔の彼氏が今見るとかっこよく見えて、そうだ〜この人と寄りをもどそうかな……と甘い想像をしてるところに、
「ちくちくといちいち言葉にとげがある人だったということを思い出す」
わけじゃん。こんな人、私が友達だったら「その男はやめておけ」って言いますよ……
しかも「アレルギーがあるからナッツをよけている」最中に「相変わらず神経質だなー」とか言ってくるのは、ナイナイナイ! だめ、その人!
ほかのどこを妥協しても、そんな性格で嫌だって言ってもやめないような、私を小ばかにしてくる人とは結婚したって将来そこを妥協し続けなくちゃいけないわけですよ。
年収が低いだの、見た目が好みじゃないだのそういう点とは違うんですよ……

自分が好きなようにやって、幸せな毎日をすごしてるのに「幸せそうね、でもかわいそう」とか言われるのも最悪。言われたことある。だから読んでてつらいというか、この漫画に出てくる独身女性全員頑張れ!
最後にまみさんが結婚しようと準備を進めてたのに結局婚約破棄してしまうんだけど、この相手のイヤさがわからない人はやばいんじゃないか。うう〜やだやだ〜


私は電子書籍で買ったんですけど、スマホとかの小さい画面だともったいないほど絵や構成がきれいなので、
ぜひPCから読むか、紙本の購入を薦めたいです。見開きの絵も多いしね。

posted by 藤村阿智 at 12:11| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月22日

一人交換日記(永田カビ)

前作に引き続き新刊も購入。

一人交換日記


前作が話題になって、それからどうした?という話。

エッセイなんだけど、一人で交換日記をやっている体でつづられていく。(過去に一人で交換日記をやっていたというエピソードも)

本当に「日記」というか、過去の体験じゃなくて現在進行形の話なんだと思うとつらい気持ちになったり。
私も共感するところ多いし……実際には体験していないところでも、わかんないな~って思う感想はあまりないというか。わかるわかるそうだよね~なんて軽い話じゃなくて、「この複雑な気持ち、わからなくない」って感じで抑えた表現になってしまうけど。
「わかるわかる~」って言っちゃうと軽くない?そんな風に言われたら、この気持ちの時は、
「わかってくれるのうれしい!」「わかられてたまるか!」「ほんとにわかってるのか?」
っていう感情が一気にぐるぐるするんじゃないだろうか……自分の経験だと。


内容について少し取り上げてみると、
・否定的な感想がほしくてヲチスレを見ちゃうがやっぱりしんどい
・親との関係に悩んでいるけど一緒にいてしまう、離れたい、離れられない、でもやっぱしんどい

しんどい中でもいろいろ試してみててエライと思いますよ……
なんちゅうか、私も同じように、変な罪悪感があったりとか自己肯定感のなさとかいろんなものに
いまだに引っ張られ続けてるし、なんとか気持ちを切り替えたところに「おまえが引っ張るのかよ」みたいな他人が引っ張ってきたりさ……そういうつらみがあるけど……
やっぱいろいろ試してやってみるしかないのよ、挑戦という意味でも時間稼ぎという意味でも。

この人の本について話するのむつかしいな。
自分語りエッセイって紹介しづらいからつい紹介のような顔をして自分語りしてしまう……
まあ感想ブログだからいいか。

また、作者さんは構成も上手だし絵もうまい人だと思うんだけど、巻の後ろのほうにいくにつれ絵が粗くなっていくので、そうすると「なんかしんどそうだな~」と余計に気になっちゃうのでした。
posted by 藤村阿智 at 17:56| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月14日

妻に恋する66の方法(福満しげゆき)1巻 感想

妻に恋する66の方法(福満しげゆき)1巻



発売を楽しみにしてた本が出ました。
いや、発売からすぐに購入してたんですが……感想書くまでに時間がかかってしまいました。
最近再読したのでこの機会に書いておこうと。

内容としては、アクションの「うちの妻ってどうでしょう?」系。
4コマではないのに4コマっぽくコマ割されてて、とくに4コマじゃなくても終わる。
4コマ好きなので、「うち妻」が始まったときは「なんじゃこりゃ!みとめん!」と勝手に怒ってたんですけど、もう慣れたしこの漫画が好きだからいいや。

しかしこの表紙、コンセプトはわかるし、いいけど……帯がないネット書店では上記のような表示で、なかなか売りにくそうじゃない?


内容はやっぱり妻愛にあふれているというか、妻さん本人はどう思うかわからないけど、私のような許容されたがり女からは「なんだかいいなあ(*^ω^*)」ってかんじです。
まあ福満氏も、女性なら何でも良いわけじゃなくて、妻さんのかわいさから来てる愛情なんでしょうけど、以前より「許容範囲が広くなって、いろいろを許して受け入れてる福満氏」みたいな雰囲気が感じ取られて、ある種の女性に持てちゃうんじゃないですか、氏は。

まあ伝わりづらい話はそれぐらいにして、
私が特に好きなエピソードは
・梱包好きな妻
・メタルギアソリッドみたいになる妻
・餅がすきな妻
・「ごへいモチのごた」な福満氏
です!!

2巻も待ち遠しいです!!
posted by 藤村阿智 at 14:40| マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする